「高校時代は地味でした」と話す加藤さん。とはいえ、この端正なルックス。さぞモテたに違いない!
――歌手、俳優、声優と幅広く活躍されていますが、どんなときがいちばん楽しいですか?
「楽しいのは、やっぱりバンドのライブで歌っているときです。何もかも取っ払ってお客さんと一体になり、刺激を与え合ってつくり上げる空間には、何ものにも代えられない魅力があります。もともと体を動かすことも好きなので、自分をさらけ出して全身全霊で表現できるところも好きです」
――では、ミュージカルはどういう存在でしょう?
「僕が初めて出演したミュージカルは『テニスの王子様』という作品なんです。でもそのときは、自分の中では“ミュージカルをやっている”というより、“部活”とか“青春!”みたいな感覚で、ひとつのことにみんなでただひたすら我武者羅にぶつかっていった感じでした。さすがに今は“部活”とか“青春!”という感覚はありませんが(笑)、やっぱり毎回、毎回が挑戦です。作品や役はもちろん、演出家さんによっても求められるものは違いますし、自分の音楽活動のライブとはまた違う、ミュージカルでしか味わえない空気感というものがあって、いまや自分のベースにすごく必要なものになっています」
――今後の夢や展望を聞かせてください。
「やりたいことをやり続けられる自分でいたいです。やりたいことはその時々で変わってくるとは思いますが、自分に素直に、何事にも前向きにトライできるようでありたい。この『マタ・ハリ』も、2役演じるので、大変なことも出てくると思います。でもその分、楽曲を含めて見どころも2倍あるはず(笑)。楽しみに観に来てくださったら嬉しいです」
※サイン入りチェキのプレゼント応募は、申し込みを締め切りました。 加藤和樹/Kazuki Kato
歌手、俳優、声優
1984年、愛知県出身。2005年のミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年4月にミニアルバム『Rough Diamond』でCDデビュー。2009年には韓国、台湾、中国でもCDデビューを果たし、音楽活動を精力的に行う一方、俳優としてもドラマ、映画、舞台で活躍。さまざまなミュージカルに出演し、アニメの声優なども務めている。今年10月にミニアルバム『SPICY BOX』をリリース。各地でリリースイベントを順次開催中。
http://www.katokazuki.com/ミュージカル『マタ・ハリ』2018年1月21日~28日/梅田芸術劇場 メインホール 2月3日~18日/東京国際フォーラム ホールC
S席1万3000円、A席9000円、B席5000円 お問い合わせ/梅田芸術劇場[大阪]電話06-6377-3800、同[東京]電話0570-077-039
脚本/アイヴァン・メンチェル 作曲/フランク・ワイルドホーン 歌詞/ジャック・マーフィー オリジナル編曲・オーケストレーション/ジェイソン・ホーランド 訳詞・翻訳・演出/石丸さち子 出演/柚希礼音、加藤和樹、佐藤隆紀、東 啓介、西川大貴、百名ヒロキ、栗原英雄、和音美桜、福井晶一 ほか。
http://www.umegei.com/matahari/