舞台でも活躍する実力派。戸田恵梨香さん演じる『スカーレット』のヒロインのパートナー十代田八郎役で、念願だったNHK連続テレビ小説に初出演を果たした。NHK連続テレビ小説『スカーレット』で、ヒロイン喜美子のパートナー役の八郎を好演した松下洸平さん。素晴らしい歌声でミュージカルでも活躍している注目の実力派が、大阪と東京でライブコンサートを開きます。実はシンガーソングライターでもある松下さん。その魅力に迫ります!
――人気急上昇中の松下さん。もともとはシンガーソングライターとしてデビューされたのですね。
「はい、デビューは音楽でした。2008年のことなので、12年くらい前になります。ただ、俳優の仕事を始めてからは、音楽活動といえば年に1度のワンマンライブくらいで、1年の間に出会った人や作品から得たこと、感じたことを、そこで音楽に変換するような作業をしていました。そのライブも2017年以来3年ぶりなので、今は思い出しつつ、なおかつ楽しみながら、3年の間にたまった思いと音楽に久々に向き合っている日々です」
――今回のライブは、どんなものになるのでしょう?
「会場が今までよりかなり大きいので、何を準備して、どういう心構えでそこに立てばいいのか、正直、僕もよくわからないんですけれども(笑)、音楽活動を一からもう一度やり直すような気持ちで、新しい僕の音楽をお届けしたいと思っています。バンドにも新しいメンバーが入りますし、楽曲も今、過去に作った曲を全部アレンジし直して、よりクオリティの高いものにしているところです。ライブでは、それに加えて新曲も披露できたらいいなと」
――ご自身にとって音楽はどういう存在ですか?
「自分らしさを見つける、一番のツールのような気がします。俳優業で重要なのは、いかに役になれるか。作品ファースト、役ファーストになることだと思うんです。でも曲作りでは、パーソナルな部分と向き合って、今自分は何をしたいのか、どういう音楽をやりたいのかを問いかける作業が必要になる。自分自身と対話しているような感じです」