パリ、大人のおしゃれの見本帳 フランス移住2年目のファッションライターがパリの街で体当たり取材! 素敵な女性に声をかけ、着こなしの秘密を探ります。毎日のおしゃれに役立つ、ファッションスナップをお届け。
連載一覧はこちら>> ※この記事は2019年4月~2020年1月までに配信された記事を再構成したものです。記事の情報は、撮影当時のものです。
カジュアルとエレガンスの絶妙バランス
パリ、大人のおしゃれの見本帳 41
年齢を重ねるほどにおしゃれが楽しくなる──。そんなファッションの真髄を教えてくれるのが、スタイリッシュなワードローブに身を包み、パリの街を闊歩するマダムたちです。
様々な人生経験を重ねたからこその、円熟味(この空気感はなかなか真似できないのですが)と、時代の空気を柔軟に取り入れるフレッシュな感性を併せ持つパリマダムたちは、まさに全世代のおしゃれのお手本!
そこで今回は、私が心惹かれたおしゃれなパリマダム達のファッションを振り返ります。
ネイビーでまとめてカジュアルに大人の余裕を
記念すべき連載の第1回にご紹介したヴェロニクさん。私にとってこの突撃取材の1人目とあって、とても緊張したのを鮮明に覚えています。快く取材を受け入れてくださった素敵な女性です。
さりげなく個性を感じさせるクリアフレームのサングラスや前髪を片側だけ垂らしたラフなまとめ髪など、随所に“おしゃれの計算”が。ピーコートに緩めのテーパードパンツ、スニーカーとボーイッシュな雰囲気ですが、全身をネイビーでまとめることで、大人の余裕を感じさせています。
実はこの日の朝の気温は5℃となかなかの寒さでしたが、足元は生足!
しかし、この抜け感が全体の重さを払拭するのに一役買っていて、そのバランス感覚に脱帽です。
詳しく見る>>シャツをラフに着崩して、上品&リラックスに
胸元を開けてラフに着崩したシャツと細身のブラックデニムで、マレ地区をお散歩中だったマルティーヌさん。
広告業界で長年活躍されていた女性らしい、上品カジュアルが目を引きました。
「バーバリー」のマフラーや「マルベリー」のチェーンバッグなど、トラッド感のある英国ブランドの小物を取り入れることで、カジュアルに崩しすぎないコーディネートが好印象!
詳しく見る>>ベージュトーンで魅せるマチュアな休日スタイル
この連載史上一番の反響を得たのが、こちらの現役弁護士のマダム、アンヌ=マリーさんです。
上質さが見て取れるリュクスなベージュコートをさらりとまといながらも、足元は若者にも人気のアディダスのスニーカー。
成熟世代だからこその究極のハイ&ローの着こなしは、まさに私の憧れるところです。
さらにアンヌ=マリーさんのセンスは、配色バランスにも感じられます。
赤みが強すぎない落ち着いた色合いのキャメルコートと、明るめのブラウンのバッグなど、ベージュトーンを上品にまとめるカラーセンスもさすがです。
詳しく見る>>デニムスタイルもどこかドレッシー
最後は名前を聞くことさえ叶わなかった謎のマダム。私の記憶にも色濃く残っています。
ベロアのサイドラインが入ったストレートラインのデニムに、光沢のあるサテンブラウスを合わせ、デニムスタイルもどこかドレッシーな印象に。
さらにさらりと「エルメス」のバーキンを携えてるあたりも、さりげなくゴージャスで素敵なのです。
カルティエのラブブレス、フープピアスにヒトデ型のダイヤパヴェピアスなど、時計を除きすべてイエローゴールドで統一。詳しく見る>>人生の歩み方がにじみ出るパリマダムたちの装い。「ファッションは生き方そのもの」という彼女たちの哲学を、教えてくれるのでした。
MEMO
寛ぎの装いにも“エレガンス”を忘れないのがおしゃれマダムの条件!
さて、次回はモードな女性達がこだわる「靴のおしゃれ」にフォーカス! 4月28日配信予定。
写真/Olivier Leroy
ルロワ 河島 裕子 / Hiroko Kawashima Leroy
ファッションライター
『家庭画報』をはじめ大人の女性に向けた雑誌で、ファッションやジュエリー、時計を中心に幅広く執筆。2018年より、家族とともに、拠点をフランス北部の田舎に移す。2019年夏、ついに憧れのブルゴーニュに家を購入! 夢は夫とともにB&Bを営むこと。家庭画報.comで、パリの第一線で活躍する日本人のルポルタージュ「
美を紡ぐ人々」、行き当たりばったりのフランス移住エッセイ「
意外となんとかなる!? 40代のフランス移住」を連載中。
この記事は2019年4月~2020年1月までに配信された記事を再構成したものです。記事の情報は、撮影当時のものです。