初共演かつ先輩が多い今作。「楽しんで演劇を作っていく中で、勉強もさせていただける機会だなと思いますので、稽古が楽しみです」——漫画でも映画でもなく、舞台だからこその見どころを教えてください。
「舞台化にあたって、これは有利なのかなと思ったのは、人間同士のやりとりを生で観てもらえることで。これは間違いなく舞台のいい武器になると思います。(櫂をサポートする)田中(宮崎秋人)と一緒に会議に向けて材料を集めているところのやりとりであったりとか、建造にあたっての会議のシーンでのやりとりっていうのは、すごく白熱したものを観てもらえると思うんですよね。迫力があると思いますので、舞台の強みとしてやっていきたいですし、期待していただければうれしいなと思います。
逆に難しい部分もやっぱりあって。映像とは違って、巨大な戦艦を出すわけにはいかないんですよね。そういった部分をどう表現していくのかなっていうのは、僕も含めなんですけれども、楽しみにしたいところで。舞台は想像してもらうっていう力もかなり使うと思うんです。巨大な戦艦を目の前に出すことはできないですけど、どういう形で感じ取ってもらえるのかっていうのは、勝負どころになってくるのかなと感じています」
鈴木拡樹/Hiroki Suzuki
俳優
1985年6月4日生まれ、大阪府出身。2007年のデビュー以来、ドラマや映画をはじめ数多くの舞台に出演。アニメや海外作品の吹き替えなどで声優としても活躍し、20年には第十四回声優アワードで特別賞を受賞した。近年の主な出演作にドラマ『カフカの東京絶望日記』、映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』、ミュージカル『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』など。
『アルキメデスの大戦』
2020年6月30日(火)〜7月16日(木)/シアタークリエ
全席指定9200円(税込)
お問い合わせ/東宝テレザーブ 電話03-3201-7777(9時30分〜17時30分)
ほか、7月19日(日)呉信用金庫ホール(呉市文化ホール)、7月21日(火)清水文化会館マリナート、7月25日(土)〜26日(日)御園座、7月29日(水)〜31日(金)メルパルクホール大阪でも上演
原作:三田紀房『アルキメデスの大戦』(講談社『ヤングマガジン』連載)
舞台原案:映画『アルキメデスの大戦』(監督・脚本:山崎 貴)
脚本:古川 健
演出:日澤雄介
出演:鈴木拡樹/宮崎秋人 福本莉子 中村太郎 岡本 篤 奥田達士/小須田康人/神保悟志/岡田浩暉
公式サイト
https://www.tohostage.com/archimedes/