シンプルな塩焼きでもじゅうぶん美味しいさんま。今日はちょっと趣向を変えて、同じく秋の味覚・ごぼうをさんまで巻いて揚げた一皿をお届けしましょう。仕上げに、すだちの汁をキュッと絞ってさっぱりと。つまんで食べられる一口サイズなので、ごはんのお供はもちろん、お弁当のおかずや酒のつまみにもなりそうです。
必須アミノ酸を含む良質のタンパク質や鉄分、ビタミン類、カルシウム、さらに血液をサラサラにするEPAや“頭が良くなる”と言われているDHAなどをたっぷり含んださんまと、食物繊維や鉄分、葉酸、ビタミン類、ミネラルなど栄養豊富なごぼうは、まさに“からだが喜ぶ”組み合わせです。人気料理研究家の藤井 恵さんの『藤井 恵のおうちごはん』より。
【材料 2人分】
・さんま(三枚におろしたもの) 2尾
・A [しょうがの搾り汁、酒 各小さじ1/しょうゆ 大さじ1/2]
・ごぼう 1/2本
・しょうゆ 小さじ1
・小麦粉、揚げ油 各適量
・すだち 1/2個
【作り方】
1:さんまは長さを半分に切る。バットにAを入れて混ぜ、さんまを入れてからめ、10分以上おく。
2:ごぼうは5~6cm長さに切り、熱湯で7~8分ゆでてザルに上げて粗熱を取る。めん棒で叩いて食べやすく裂き、しょうゆをまぶす。
3:さんまの汁気をペーパータオルでふき取り、小麦粉をまぶし、ごぼうを等分にのせて巻き、巻き終わりを爪楊枝でとめる。170℃に熱した揚げ油に入れて4~5分こんがり揚げる。
4:器に3を盛り、すだちを添える。
藤井家のご家庭のメニューを公開した『からだが喜ぶ! 藤井 恵のおうちごはん』は、シンプルなレシピながら、素材の取り合わせの妙にはっとさせられる本です。藤井さんの手にかかれば、身近な健康食材が華のあるおうちごはんに早変わり。
藤井 恵(著)
定価:本体1,300円+税