パリ、大人のおしゃれの見本帳 フランス移住2年目のファッションライターがパリの街で体当たり取材! 素敵な女性に声をかけ、着こなしの秘密を探ります。毎日のおしゃれに役立つ、ファッションスナップをお届け。
連載一覧はこちら>> ※この記事は2019年4月~2020年1月までに配信された記事を再構成したものです。記事の情報は、撮影当時のものです。
個性派シューズを履きこなせてこそ、真のおしゃれ
パリ、大人のおしゃれの見本帳 42
例えが古くていささか恐縮ですが、『SATC(セックス・アンド・ザ・シティ)』のキャリーのように、おしゃれ好きに靴マニアが多いのは万国共通。
かくいう私も、キャリーの足元には到底及びませんが、20代後半から30代前半の頃は毎シーズン数足の靴を購入するほど、“靴アディクト”でした。
40代半ばとなった今ではすっかり私の靴好き病も治まってきたのですが、やはり靴を印象的に履きこなしている女性たちを見かけると、むくむくとおしゃれ心が騒ぎ出すのです。
今週はそんな靴のおしゃれ術を披露してくれた、3人のファッションのプロ達の着こなしをご紹介!
グリーンパンプスがおしゃれスキルの高さを物語る
人気パリコレブランド「カルヴェン」のジェネラルマネジャーという、誰しも羨むキャリアとおしゃれのセンスを併せ持つダフネさん。
ダークカラーの装いにコーディネートされた、ひときわ鮮やかなグリーンの「バレンシアガ」のパンプスが、只者ならぬオーラを後押ししています。
ちなみにこの日は、ニット以外は前職で関わっていたというバレンシアガのアイテムでまとめていました。
ハードさとエレガンスが絶妙にマッチした、格好いい“大人のモード”を体現していた女性です。
詳しく見る>>“TABIブーツ”で夏の白にスパイシーな個性を
2人目はNYでファッションフォトグラファーとして活躍するアレックスさん。
白を基調としたフレッシュな装いが素敵な彼女ですが、中でも俄然目を引いたのは「メゾン マルジェラ」のTABIブーツ。
この大胆なデザインをさらっとはきこなせるのは、自分らしさに自信のある証拠。
シンプルな色使いだからこそ際立つ、靴を主役にしたコーディネートです。
詳しく見る>>妊娠中もモードな着こなしを諦めないおしゃれ魂
トップメゾンのPR担当のオンスタンスさんは、このとき3週間後に出産を控えた臨月でした。そんなときもファッションに手を抜かないのは、さすがプロ。
自身が携わっているブランドの体に負担のないスリッパサンダルで、マタニティファッションにラグジュアリーな空気と旬のムードを加えていました。
詳しく見る>>いずれも靴が普通なら、印象はたちまち地味になってしまったはず。素敵な靴を持つということは、それほどおしゃれに欠かせない要素なのだと、3人の着こなしを前に改めて実感したのでした。
MEMO
個性派シューズ一足投入でおしゃれは変わる!
気持ちの良い季節を迎えたパリから、再びファッションスナップをお届けできる日を心待ちにしています。また近いうちにお会いしましょう!
写真/Olivier Leroy
ルロワ 河島 裕子 / Hiroko Kawashima Leroy
ファッションライター
『家庭画報』をはじめ大人の女性に向けた雑誌で、ファッションやジュエリー、時計を中心に幅広く執筆。2018年より、家族とともに、拠点をフランス北部の田舎に移す。2019年夏、ついに憧れのブルゴーニュに家を購入! 夢は夫とともにB&Bを営むこと。家庭画報.comで、パリの第一線で活躍する日本人のルポルタージュ「
美を紡ぐ人々」、行き当たりばったりのフランス移住エッセイ「
意外となんとかなる!? 40代のフランス移住」を連載中。
この記事は2019年4月~2020年1月までに配信された記事を再構成したものです。記事の情報は、撮影当時のものです。