葛飾北斎《上町祭屋台天井絵 女浪》 小布施町上町自治会蔵(北斎館寄託) 通期展示葛飾北斎が86歳の頃、信州小布施で、上町祭屋台(弟子で豪商の髙井鴻山が私財を投じてつくり上げた)に描いた天井絵の《男浪》《女浪》がやってくる。
波にのまれて異空間へ連れ去られそうな迫力だ。北海道から九州まで全国にわたる江戸期の奇才絵師35人の作品が一堂に会する展覧会。
伊藤若冲、長澤蘆雪、曾我蕭白、歌川国芳、蠣崎波響(かきざきはきょう)、絵金ら独自の画風をもつ絵師たちを紹介する。「主流派」といわれる尾形光琳や円山応挙らの斬新で奇抜な作品も。
百花繚乱の様相を呈している。会期中展示替えあり。
特別展 奇才―江戸絵画の冒険者たち―
~2020年6月21日まで 東京都江戸東京博物館月曜休館
一般1400円
TEL:03(3626)9974
山口、大阪に巡回
展覧会の詳細はこちら>> 表示価格はすべて税込みです。
『家庭画報』2020年6月号掲載。
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