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パリの女性の美学に触れ、40代で改めて考えた「香水をまとうこと」

2020.05.26

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日本女性に合った香りの装いとは?


そんなふうに自由な感覚で香水を楽しむパリジェンヌたち。彼女たちは、香りを素敵にまとう術をどのようにして身につけてきたのか、とても興味をそそられました。

そのことについてマリナさんはこう語ります。

「各国それぞれ、香りをまとうことに関する独自の文化的背景や習慣があるでしょう。ヨーロッパでもフランスとギリシャでは違った考え方を持ちますし、おそらくアジアでも日本とインドネシアでは違いがあるでしょう。確かにフランスと日本では、国民性や文化が違うので香りに関する接し方にも違いがあります。


私は日本の香りの専門家ではないので、確かなことは言えませんが、日本の女性たちは、繊細で軽やかで洗練された香りを好まれるように思います。

パリの女性たちは、より自由で多面性のある選択肢を持っていると言えるかもしれません。ビジネスシーンから愛する人と過ごす時間まで、パリの女性たちは個性の異なる複数のフレグランスを使い分けていますから」

夏のおしゃれをより魅力的に仕上げるフレグランス


フランスと違い、高温多湿な日本の夏にはどのような香りが合うのか。おすすめを伺いました。

「『メゾン フランシス クルジャン』の中では、“アクア ユニヴェルサリス”や“アクア セレスティア”コレクションのように、クリーンさ、爽やかさ、軽やかさ、純粋さを演出する香りを持続させるフレグランスがおすすめです。

しかし、一般的な考え方からすれば、季節が変わっても香りを替える必要はありません。大切なのは、心から楽しめるものをまとうことで、自信に満ちた自分でいられるということです」


(左)素肌にさらりとまといたい、清涼と優しさを表現した清潔感に満ちたユニセックスな香りは、どんな相手にも好印象。使うほどに手放せなくなる汎用性の高い一品。「アクア ユニヴェルサリス オードトワレ」70ml 日本での販売価格2万2500円 (右)「天空の水」という名を持つこの香りは、水の清々しさを表現。ライム、クールミント、ブラックカラント、プロヴァンス産ミモザアブソリュートをムスクでやさしく束ねた、爽やかさと華やかさを兼ね備えた香りは、これからの季節にぴったり。「アクア セレスティア オードトワレ」70ml 日本での販売価格2万2500円/ともにメゾン フランシス クルジャン

香水は時を映し出すファッションアクセサリー


「香りは時間を映し出すもの。私たちの香りの好みも、食べ物や音楽、ファッションの好みが年齢とともに進化するように移り変わります。

人生の各段階で、女性はその年齢にふさわしく美しく輝き、心地よくありたいと思うでしょう。

女性はフレグランスをまとうことで自信を身につけ、魅力をいっそう高めることができるのです。

また、香りは子供の頃の思い出を想起させるような、幸せな時間へと旅させてくれるものであるかもしれませんね。

香りはあなた自身を表現するものであり、ファッションアクセサリーでもあります。日々のワードローブを選ぶように、その日の気分に合った香りを気軽に楽しんでほしいですね」

教えてくれた“こだわりパリジェンヌ”

マリナ・ジュネさん
数々のトップブランドのシグネチャーの香りを手がけてきた、世界がその才能に注目するスター調香師フランシス クルジャンが手がけるパフュームメゾン「メゾン フランシス クルジャン」のヘッド コミュニケーション&プレスリレーションとしてイメージ&広報戦略を統括。メゾンの哲学である「フレグランス・ ワードローブ」というスタイルに共感し、気分やシーンごとに様々な香水を楽しんでいるそう。

Information



メゾン フランシス クルジャン サントノレ店
5, rue d'Alger 75001 Paris
電話 +33 (0)1 42 60 07 07
営業時間 11時〜13時30分、14時30分〜19時
定休日 日曜
https://www.franciskurkdjian.com

日本での問い合わせ先/
ブルーベル・ジャパン株式会社 香水・化粧品事業本部
フリーダイヤル0120-005-130(受付時間 10時~16時)
http://www.latelierdesparfums.jp





ルロワ 河島 裕子 / Hiroko Kawashima Leroy



ファッションライター。『家庭画報』をはじめ大人の女性に向けた雑誌で、ファッションやジュエリー、時計を中心に幅広く執筆。2018年より、家族とともに、拠点をフランス北部の田舎に移す。2019年夏、ついに憧れのブルゴーニュに家を購入! 夢は夫とともにB&Bを営むこと。パリで道ゆくおしゃれな人に体当たり取材する「パリ、大人のおしゃれの見本帳」、行き当たりばったりのフランス移住エッセイ「意外となんとかなる!? 40代のフランス移住」を同サイトで連載中。
表示価格は税抜きです。 編集・取材・文/ルロワ河島裕子
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