「Belle Occitane」の美味しい朝食 さて翌日、このホテルで朝食を頂きました。B&Bなので、朝食はパンとジャムと、コーヒーや紅茶という簡単なものですが、 ジャムもお茶も何種類も用意されていて、それぞれのパッケージも可愛くて、選ぶのに悩んでしまうほど。 朝食にはマダム特製の手作りの「フロマージュブラン」をいただく。
帰国しても思い出す、あの味、魅惑の食感…… 席に着くと、奥様手作りの「フロマージュブラン」が出てきました。一見ヨーグルトのように水分をたっぷり含んでフルフルしています。 一口、口に入れると、やはりヨーグルトのようにすっと溶けていきます。でも、味はヨーグルトのような強い酸味はなく、 最後に甘いミルクのコクが残る、どこまでも優しい味のフロマージュブラン。それは、今まで食べた中で一番おいしい「フロマージュブラン」でした。 離乳食にフロマージュブランを このフロマージュブラン、7か月の息子にもどうぞと進められたので、少し食べさせてみました。 すると、気に入ったのか、もう一口、もう一口と催促され、あっという間に小さな容器が空っぽに。 オーナーご夫婦にもちょうど7か月のお孫さんがおり、フランスではフロマージュブランも 離乳食としてあげるようです。日本でいう豆腐みたいなものでしょうか。 「Belle Occitane」での朝食風景。7か月の息子も気に入ったマダム特製の「フロマージュブラン」。 「フロマージュブラン」とは? パリでも、トゥールーズでもコース料理のあとのデザートを選ぶときに「フロマージュブラン」をよく見かけました。 フロマージュブランとは生乳にたんぱく質凝固剤をいれて、水分を分離させてたんぱく質だけを固めたもの。 発酵させていない分、ヨーグルトより酸味も穏やかで食べやすいフレッシュチーズです。 コース料理のあとのデザートで出てくる場合には、この「フロマージュブラン」に生クリームや砂糖、 またはジャムが加えられて、いわゆるレアチーズケーキのような味になっているものも多かったです。