365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。
記事一覧はこちら 【お悩み】SPF値の高い日焼け止めを使うべき?
日焼け止めを使っているのに毎年、秋になるとうっすら焼けています。もっとSPF値の高いものを使うべきですか?
【回答】3つのポイントを見直してみて
回答者/近藤須雅子さん(美容ジャーナリスト)
きちんとUV対策をしたはずなのに、日焼けしてしまうとがっかりしますよね。思いつくのは、使用上の勘違いやうっかりミス。
例えば、知らず知らずのうちに使用量が減っていませんか?
のびがよく使い心地のいい製品が増えたのはうれしいけれど、つい少量を薄くのばし過ぎてしまいがちなのです。
1 使用量が足りないと表示どおりの効果は得られないSPFやPAの値は1cm
2につき2mgを塗った状態で計測されたものなので、使用量が足りないと表示どおりの効果は得られません。
目安は、顔だけで真珠2個分。首や手には別途に追加しましょう。
2 塗りムラを防ぐには、のばすというより、のせる感覚で第二は、塗りムラの問題。ていねいにのばしたあげく、いちばん焼けたくない頬は薄くのばしてしまい、多くの量が生え際に溜まっていることがあります。のばすというより、のせる感覚を目指しましょう。
3 SPF20+SPF30=50になる!は間違いです第三は複数のUVアイテムの使用法。
SPF20のUV下地にSPF30のファンデを重ねるのは効果的ですが、SPF20とSPF30でSPF50になるわけではありません。
日焼け止めの防御力は肌にネットをかけるようなもの。ネットとネットを重ねても水がもれるのと同じと考え、過信しないようにしてくださいね。
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美容ジャーナリスト。京都生まれ。女性誌・美容誌をはじめ、多数の媒体で美容記事に携わり、35年以上にわたり最前線で活躍。趣味は着物、美術鑑賞など。
イラスト/umao
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