【最高のひと皿部門】 今、もっとも注目したいパリのお店 エッフェル塔のあるパリ7区。官庁街や高級住宅街のある閑静な地区に2015年、オープンしたイタリアンの「L’inconnu(ランコニュ)」。 鮮やかなグリーンピースソースがグリルされた鱈に注がれるメイン料理の「タラのグリーンピースソース」。
パリにある、日本人シェフのイタリアンレストラン シェフはパリ2区の二つ星レストラン「PASSAGE53」でスーシェフをしていた檜垣浩二さん。前日に行った、 7区のフレンチ「Au Bon Accueil」のシェフも日本人で、パリでは今、日本人のシェフたちが大活躍しているようです。「フレンチ」ではなく、「イタリアン」のお店を出された日本人シェフということで興味深く、早速行ってきました。
パリのイタリアン「L’inconnu」 「L’inconnu」のコース料理は、前菜→軽いパスタ→肉・魚料理→肉系パスタ→デザートという展開。 パスタがコース中に2回出てきました。最初のパスタは野菜中心の軽いもので、この日はスナップえんどうとトマトとモッツァレラのパスタ。 〆のパスタは肉系で、この日は自家製ソーセージとブロッコリーのタリオリーニが。 コースの展開は、通常の前菜、パスタ、メインで終わるイタリアンのコースに、フレンチのテイストも加わったような独特なものでした。 キューブ状に焼かれたそら豆のフォカッチャ。
忘れられない絶品パスタ 「L’inconnu」の料理は、ソーセージやパスタ、付け合わせのそら豆のフォカッチャまで自家製という、すべてに手を抜かない檜垣シェフのこだわりや繊細さが 表現されていて、どれも素晴らしかったです。 中でも、特筆すべきは「自家製ソーセージのタリオリーニ」! このタリオリーニ、もちっとしながらも歯切れがよい絶妙な食感で、 食べたあとに卵の香りがふんわり立ち上がります。ごろっとしたあらびき肉のソーセージと合わせると、まさに絶品。 ああ、今でも、もう一度食べたいくらいです。 全て自ら作り上げるこだわりの一品、「自家製ソーセージとブロッコリーのタリオリーニ」。