(2)6月の錦玉羹「青楓(あおかえで)」の作り方
2色に分けた錦玉液をマーブル状に混ぜ、楓の陶型に流して作る初夏の菓子です。
【材料(12個分)】
・糸寒天 8g
・水 350g
・グラニュー糖 250g
・水あめ 大さじ1
・頭道明寺粉 20g
・食紅(緑) 適宜
【準備】
前ページの
錦玉羹の基本の作り方(1)~(3)に倣(なら)って錦玉液を作り、半量に分ける。陶製流し型は水にくぐらせ、水気をきっておく。
【作り方】
(1)錦玉液の一方を緑に染め、もう一方に頭道明寺粉を加えてよく混ぜて、充分にふやけるよ
うにときどきかき混ぜる。
(2)双方とも、前ページの
錦玉羹の基本の作り方(6)、(7)に倣って混ぜながら冷ます。とろみが出たら頭道明寺粉の入ったボウルに緑に染めた錦玉液を入れ、ざっくりと混ぜる。
(3)楓の陶製流し型に流し、冷蔵庫に入れて冷やし固める。固まったら型から抜き出す。
ポイント◆生地を指で押し、隙間へスプーンの柄などを差し入れるとよい。
清 真知子/Machiko Kiyoshi
1960年神戸市に生まれる。83年裏千家学園茶道専門学校卒業。96年神戸市内に、2002年に東京・学芸大学に和菓子教室を開く。現在、茶道裏千家教授、茶道と和菓子の教室「さろん閑遊」を主宰。デモンストレーションと実技で構成される和菓子教室は、季節感溢れる美しい和菓子が初心者でも上手に作れると好評を博している。2014年兵庫県明石市に教室を移転。
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清 真知子 (著)
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撮影/浮田輝雄