市民の英断で修復され
活用され続ける古城
ウィッセケルケ城
15世紀に建てられたネオゴシック様式の古城。城内は時間をかけて調査・修復され、使用中の現在も修復が続けられている。庭園も一般公開され、ジョギングする人の姿も。鴨や豚の飼育場もあり、市民の暮らしに溶け込んでいる。第二次世界大戦後、住む人もなく荒廃していたというウィッセケルケ城。隣接する3つの市が協議し、最後の所有者から税金で敷地ごと買い取って“みんなのお城”として活用することを決めたといいます。
ウィッセケルケ城
Koningin Astridplein 17, 9150 Bazel
TEL:+32 3 740 04 00
開場時間:13時~17時(火曜・水曜・木曜)
https://www.toerismewaasland.be/en/城の門前にある自然派レストラン
ホフケ・ファン・バーゼル
美しい中庭に面したテーブルの上には、4種のアミューズが。ウィッセケルケ城の門前にあるのが、ミシュラン1つ星のレストラン「ホフケ・ファン・バーゼル」。城の雰囲気そのままのクラシックかつモダンな店内で、自家農園で採れた野菜をふんだんに使った美しい料理が楽しめます。
左・いちごのデザート。右・前菜の豆のムース。どの料理にも自家農園で採れた野菜や果物、エディブルフラワーが使われている。農園でのバーベキューランチも。シェフはクリス・デュ・ロイ氏。ホフケ・ファン・バーゼル
Koningin Astridplein 11-13, 9150 Bazel
TEL:+32 3 744 11 40
営業時間:ランチ12時~14時、ディナー19時~21時(水曜~日曜、土曜はディナーのみ)
https://hofkevanbazel.be *掲載した開園時期・時間、イベント開催期間などの情報は、変更の可能性があります。ウェブサイト等でご確認下さい。
撮影/小野祐次 構成・文/安藤菜穂子 協力/ベルギー・フランダース政府観光局
https://www.visitflanders.com/ja/『家庭画報』2020年6月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。