家庭画報が選んだ“ふるさとの絶景” 第6回(全48回) 本誌ゆかりの皆さまに、生まれ育った故郷の心に残る風景、お国自慢の景観など“ふるさとの絶景”をうかがいました。47都道府県を網羅しています。読者の皆さまが生まれ育った場所や現在暮らす場所の絶景に、出合えるかもしれません。
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月山(がっさん)の万年雪
佐藤賢一さん推薦
月山は山形県の中央に位置する山だ。稜線なだらかに、標高も1984メートルとさほど高いわけではないが、日本屈指の豪雪地帯である。副峰姥ヶ岳(うばがだけ)の月山スキー場など7月末まで開いている。その頂から見渡せば、足下に純白の万年雪、彼方に青々たる木々の緑と、ひとつパノラマに冬と夏が同居する。ちょっと不思議な絶景である。
●(さとう・けんいち)
鶴岡市生まれ。作家。1999年に『王妃の離婚』で直木賞を受賞。ヨーロッパを舞台とした作品を中心に著書多数。
〔特集〕家庭画報が選んだ“ふるさとの絶景”(全48回)
写真/アイノア=角田展章
※ご紹介した絶景は、季節や気象条件等により見られない場合があります。ご了承ください。
『家庭画報』2020年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。