藤田さんの思いの根底にあるのは“普通の暮らし”
一年を通じていろいろな行事があるお寺を支える女性として、一歩引いた立場をとることが多い藤田さん。今回の特集では、家族の命を養う日々の食事と団らん、またご自身の教養とたしなみの時間もご紹介しました。家族と協力して家の仕事をし、料理を作り、女性としてのたしなみも養う。それをあたりまえとし、普通に暮らしているといえる姿が印象的でした。藤田さんのご家族は仲がいい。そして、居心地がいい。とろろをかけていただく「藤田家流きのこの精進鍋」を囲んだひとときを、ぜひ誌面でご覧ください。
京都取材の醍醐味~秋~
京都での取材日程中、時間があるときは食材を買って帰ります。京都無添加おだし
「うね乃」では、優しい味わいのおだしを。“油を食べる”といわれる、油抜きをしなくても美味しく食べられるお揚げさんも家では欠かせません。
「賀茂とうふ近喜」や
「とようけ屋山本」の長~い薄揚げは、常に冷凍庫にストックしてあります。
「祇園むら田」の風味豊かな“いりごま”もわが家の定番。お土産として差し上げても喜ばれます。保存ができる日本料理の基本食材は、京都で調達するに限ります。
『家庭画報』2017年3月号掲載 この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。