家庭画報のレジェンド・レシピ 「感動パスタ」をわが家で 第11回(全24回) 創刊号から最新号まで、『家庭画報』に掲載された膨大な数の料理レシピの中から、今、改めてお伝えしたいものを編集部が厳選してお届けする「レジェンド・レシピ」。今回は本誌ゆかりのイタリア料理のシェフたちが、ご家庭での「パスタ」をワンランクアップする技やアイディアを伝授。いつもとはひと味もふた味も違う、"感動の味"をお試しください。
前回の記事はこちら 夏野菜や魚介類のうまみたっぷり
旬を楽しむ“夏パスタ”
四季折々、おいしさのピークを迎える旬の食材をシンプルに調理して、さらにおいしくいただけるのもパスタの醍醐味です。涼味を楽しむ冷製パスタをはじめ、夏ならではの絶品パスタを教えていただきました。
オレンジと海老の冷製リングイーネレモンとオレンジの深みのある酸味がきいたリングイーネ。キリッと冷えたシャンパンや白ワインと。和歌山の菜園発
“酸味”と“野菜の力”が調和する爽やかパスタ
小林寛司さん(ヴィラ アイーダ)
「パスタをゆでる時に加える塩分で、ソースや具の味つけにほとんど塩を使わなくても味が決まります。冷製にする場合は流水で冷やし、よく水気をきることがポイント。柑橘の果汁や果肉は食欲を誘い、レモンは皮も使うと味に深みが生まれます」
小林寛司さん(こばやし・かんじ)年間100種類以上の野菜を育てながら、和歌山の自然や季節のうつろいを感じる料理を届けている。独創的な調理法は料理人からも注目を集める。
ヴィラ アイーダ和歌山県岩出市川尻71-5
http://villa-aida.jp/※2011年8月号「夏に食べたい爽やかパスタ」より。