365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。
記事一覧はこちら 【お悩み】オフィスの空調が効きすぎて、体調が優れません
冷房が効きすぎた場所が苦手で、よく体調を崩してしまいます。夏はなんとなく体の不調が続いてしまって憂鬱です……。
【回答】「せん切りにんじんのスープ」で体の芯までじっくり温めて
オフィスやお店、電車などの冷房が強すぎて、夏なのに寒さに震えている……なんてこと、ありますよね。
こういった状態が続くと、自律神経のバランスが乱れ、だるさや頭痛、食欲不振などが起こるいわゆる「冷房病(クーラー病)」になってしまう恐れもあります。
そこで、鈴木愛さんの著書『なんとなく不調をととのえるスープ』より、冷えた体を温める「せん切りにんじんのスープ」をご紹介しましょう。
体を温める働きがあるにんじんにんじんには体を温める働きがあるので、冷えによる血行不良を解消したり、滋養効果もあるので免疫力アップにもぴったりな食材です。
夏に疲れやすい胃腸の働きも助けてくれるので、夏バテ気味な日のメニューにもおすすめ。
にんじんは、香りがよいセロリと好相性!さて、このスープの味のポイントは?
「にんじんは香りのよい野菜と相性がよいので、セロリを合わせています。にんじんもセロリも食感を楽しんでいただきたいので、昆布だしを温めてから加えましょう。
さっと火を入れる程度です。甘みと香りを引き締める黒こしょうがアクセントになります」(鈴木さん)
また、クーラーの冷えが気になるときは、温める薬味「生姜、長ねぎ、青じそ」も冷えすぎを防ぐ効果があるそうなので、これらの食材を日々の食事に取り入れてみてくださいね。
せん切りにんじんのスープの作り方
<材料(2人分)>
・にんじん 50g
・セロリ 20g
・えのきたけ 40g
・ローリエ 1枚
・昆布だし 400ml
・塩 適量
[薬味とトッピング]
・黒こしょう 適量
・小ねぎ(小口切り) 少量
<作り方>
1.にんじん、セロリはせん切りにする。えのきたけは根元を切り落として3等分にする。
2.鍋に(1)のえのきたけ、ローリエ、塩ひとつまみを入れ、昆布だしをひたひたに注いで弱火にかける。
3.火が通ったら残りの昆布だしを加えて温め、(1)のにんじん、セロリを加える。ひと煮立ちさせたら塩小さじ1/3を加える。器に盛って黒こしょうをふり、小ねぎをのせる。
鈴木 愛/Ai Suzuki
1980年生まれ・東京都出身。2010年から安曇野に移住し、ホリスティックリトリート穂高養生園に勤務。自然に根ざした野菜の調理法を学び、季節をベースとした食と体の結びつきを深く意識する。
食によって日々を心地よく過ごしてほしいという願いを込めて「
冬草」の名で活動をはじめる。不定期で東京・表参道のサロン「omotesando atelier」にて「ととのえる食事会」を開催。要予約。
イラスト/umao 撮影/西山 航(世界文化社) 編集協力/山岸美夕紀
質問・お悩みを募集中!・・・連載「365日美と健康のお悩み相談室」では、読者の皆さんからのお悩みや質問を募集しています。
こちらのフォームからお気軽にお寄せください。