365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。
記事一覧はこちら 【お悩み】汗をかきすぎて水分不足ぎみです
夏は熱中症や脱水に特に気をつけています。感染症予防のためにマスクをしているので、今年はより注意が必要ですよね。家庭でできる良い対策法を教えてください。
【回答】トマトとすいかの冷製スープで汗で失った水分を補って
夏場は、こまめな水分補給が必須です。体内の水分が不足し熱中症になってしまうと、めまいや頭痛、吐き気といった症状が引き起こされ、重症になると命にかかわることも。また、水分不足は、脳梗塞や心筋梗塞などの引き金にもなります。
そんな恐ろしい事態を防ぐために、夏の食事は、水分を補うものを心がけましょう。
『なんとなく不調をととのえるスープ』の著者・鈴木愛さんによると、ほてりを解消して熱を冷ましながら、汗で失った水分を補うのに最適な食材は、「なす、ゴーヤー、冬瓜、きゅうり、トマト、レタス、すいか」などだそう。
その中から、トマトとすいかの2つの赤い食材を使った冷製スープをご紹介します。
セロリと玉ねぎのバランスが大事ざく切りにしたトマトとすいかに、同じくざく切りにしたセロリと玉ねぎをプラス。ハンドブレンダーでなめらかにしたら、冷蔵庫で冷やします。
味つけはシンプルに塩のみ。仕上げにイタリアンパセリをのせ、黒こしょうをふります。
「トマトとすいかの甘みをしっかり生かして、青臭さを消すにはセロリと玉ねぎのバランスが大事。入れすぎると甘みが消え、少ないと青臭さが残ります。
少し時間をおくと、玉ねぎの辛みが抜けまろやかに。冷たく冷やしてすっきりとした後味を楽しみます」(鈴木さん)
トマトとすいかの冷製スープの作り方
<材料(2人分)>
・トマト(湯むきしたもの) 200g
・すいか(皮と種を取り除く) 100g
・セロリ 1/4本
・玉ねぎ 1/4個
・塩 小さじ1/4
[薬味とトッピング]
・イタリアンパセリ 少量
・黒こしょう 適量
<作り方>
1.トマトはざく切りにする。一部トッピング用に5mm角に切って取り置く。すいかもざく切りにする。セロリは筋を取り、玉ねぎとともにざく切りにする。
2.(1)のトッピング用のトマト以外をボウルに入れ、ハンドブレンダーでなめらかにする。塩を加えて混ぜ、冷蔵庫で冷やす。
3.器に盛って(1)で取り置いたトマト、イタリアンパセリをのせ、黒こしょうをふる。
鈴木 愛/Ai Suzuki
1980年生まれ・東京都出身。2010年から安曇野に移住し、ホリスティックリトリート穂高養生園に勤務。自然に根ざした野菜の調理法を学び、季節をベースとした食と体の結びつきを深く意識する。
食によって日々を心地よく過ごしてほしいという願いを込めて「
冬草」の名で活動をはじめる。不定期で東京・表参道のサロン「omotesando atelier」にて「ととのえる食事会」を開催。要予約。
イラスト/umao 撮影/西山 航(世界文化社) 編集協力/山岸美夕紀
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