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暑くて寝苦しい夜、寝室の室温は何度がベスト?入浴のポイントは?

2020.08.13

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365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。記事一覧はこちら

【お悩み】暑くてなかなか寝つけません


暑くてなかなか寝つけないのですが、どうしたら安眠できますか?

【回答】エアコンの設定と入浴の方法がポイントです



熱帯夜が続く夏。冷房をつけないと暑くて眠れない……とお悩みの方は多いと思います。


今回は、日比野佐和子先生の著書『40歳からの食べ方レッスン 習慣力で若返る!』から、安眠のポイントをご紹介します。

室温は2段階で設定し、タイマーを活用する

「まずは、寝るときの室温ですが、少し肌寒く感じる温度のほうが眠気が起こりやすいため、目安として、夏の寝苦しい夜は、就寝1時間前に寝室のエアコンを入れ、室温を25℃くらいに冷やします。

そして、就寝時には少し高めの温度(28〜29℃)にして1〜3時間タイマーをセットします。首すじを冷たいタオルで冷やすのも効果的。冷えた血液が脳をめぐり、脳内温度が下がって安眠できます。

冷感効果のあるシーツや敷きパッドなども出回っていますから、利用するといいでしょう」(日比野先生)

入浴は寝る2時間前までにぬるめのお湯に

また、入浴の方法にもポイントがあるそう。

「ぬるめのお風呂にゆっくり入ると、体が温まり、末梢血管が開いて血行がよくなり、疲れもやわらぎます。副交感神経が働くため、リラックス効果をもたらします。入浴で深部体温を上げることも、快眠に役立ちます。

38〜40℃程度のぬるめのお湯に15分ほどじっくりつかると、深部体温が上がります。その後、深部から熱が放出されて皮膚温度が上がり、手足が温かくなって眠気が訪れるのです。

お風呂から出てすぐベッドに入ると深部体温がまだ高いため、寝つきが悪くなりますから、深部体温が下がりはじめたタイミングで寝るのがベスト。入浴は寝る2時間前までにすませておくと、寝つきがよく深い眠りが得られます。

夏場のクーラーなどで体の冷えが気になる人は、就寝30分〜1時間前、熱い湯が好きな人は3時間前に入浴するといいでしょう」(日比野先生)

夏もシャワーで済ませず、入浴したほうがいいのですね。安眠を手に入れたい方は、ぜひこれらの方法を実践してみてください。

日比野佐和子/Sawako Hibino

医学博士。アンチエイジングドクター(日本抗加齢医学会専門医)。内科医、皮膚科医、眼科医。大阪大学医学部大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学講座特任准教授。

現代医療の立場を踏まえ、欧米のアンチエイジング医学、中医学、アロマセラピーなどを取り入れた実際的な診療で定評がある「結果を出すドクター」。








『40歳からの食べ方レッスン 習慣力で若返る!』(世界文化社)

日比野佐和子(著)

イラスト/umao 編集協力/山岸美夕紀
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