365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。
記事一覧はこちら 【お悩み】夏は顔や手足がむくみやすいです
夏は、顔や手足のむくみが特に気になります。水分をしっかり取るようにしているのですが、元々汗をあまりかかないタイプで……。
【回答】夏のむくみ予防には「はと麦ご飯」がおすすめ
夏に体がむくみやすいのは、日本の夏は湿気が多く、水分代謝がしにくいことが原因のひとつと考えられています。
水分代謝がうまく出来ず体に余計な水分が残っていると、むくみや内臓の冷え、血行不良などの症状につながるそう。
今回は、鈴木愛さんの著書『なんとなく不調をととのえるスープ』から、水の滞りを解消し水分代謝を促す、むくみ改善におすすめの食材“はと麦”のレシピをご紹介しましょう。
薬味をさっくりと混ぜ込んだ、はと麦ご飯はと麦茶には利水・利尿作用があり、むくみを改善することがよく知られていますが、鈴木さんが今回ご紹介するメニューは、はと麦ご飯。
玄米2と1/2合とはと麦1/2合をともに塩を入れた水で炊き、薬味をさっくりと混ぜ込めば出来上がりです。
炊飯器に「玄米モード」「雑穀米モード」がなくても、圧力鍋や土鍋などで簡単に炊けるそう。
「夏のむくみ予防には、余分な水分の排出を促すはと麦がおすすめ。水分の排出を促す食品で、巡りのよい体作りを心がけて」(鈴木さん)
はと麦の薬味ご飯の作り方
<材料(3合分)>
・玄米 2と1/2合
・はと麦 1/2合
・水 600ml
・塩 小さじ1/2
・新生姜 大1かけ
・青じそ 10枚
・みょうが 3個
・梅干し 2~3個
<作り方>
1.ボウルに玄米と水(分量外)を入れ、両手ですくって拝むようにやさしくこすり洗いする。水が濁らなくなるまで数回洗い、ざるにあげる。
2.ざるごとボウルに重ね、かぶる程度の水(分量外)を入れてやさしくふり洗いして水からあげる。玄米をボウルに入れてたっぷりの水(分量外)を加え、ひと晩おく。
3.新生姜と青じそはせん切りにする。みょうがは縦半分に切って小口切りにする。梅干しは種を除いて細かくたたく。
4.(2)の玄米はざるにあげて水気をきり、はと麦、分量の水、塩とともに圧力鍋に入れる。中火にかけて圧がかかったら弱火にし、約25分炊いて火を止める。
5.自然と圧が抜けるまでそのままおき、残りの(3)の薬味を加えてさっくりと混ぜる。
鈴木 愛/Ai Suzuki
1980年生まれ・東京都出身。2010年から安曇野に移住し、ホリスティックリトリート穂高養生園に勤務。自然に根ざした野菜の調理法を学び、季節をベースとした食と体の結びつきを深く意識する。
食によって日々を心地よく過ごしてほしいという願いを込めて「
冬草」の名で活動をはじめる。不定期で東京・表参道のサロン「omotesando atelier」にて「ととのえる食事会」を開催。要予約。
イラスト/umao 撮影/西山 航(世界文化社) 編集協力/山岸美夕紀
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