劇的に薄い身体に見える！
その理由はウエストゴムにあり
私が「イージートラウザーズ」を気に入ったのは、「ウエストゴムで楽ちんだから」という理由ではありません。シルエットがすっきりと美しく、横を向いたとき綺麗に見えるというところに惚れたのです。
おおさわさん愛用の3本。まず、ウエスト位置が少し低く、丁度おへその下あたりにゴムが来て、腰で留まる形になっています。ウエストのゴム部分には細かいギャザーが寄せてあり、はいたときにギャザーが少し伸びて、丁度身体のラインに沿って真っすぐになるように、つまりおなかがフラットに見えるように設計されているのです。
ボタンやジッパーの出っ張りがないので、気になるお腹部分がスッキリと見えるというのが最大の効果です。ジッパーがサイドについているパンツもありますが、この場合ハイウエストのことが多いので、意外に下腹ポッコリが目立ってしまいます。
しかし、このパンツはそれがなく、横を向いて鏡を見たら、自分の身体が薄く見えることに感激！ しかも、バックのほうがフロントより少し深めにデザインされているので、立体的に身体にフィットするのです。
おおさわさんが最初に手に入れたマイ・ファースト・イージートラウザーズがこちら。「キレイなシルエットと光沢のある素材感を生かし、白シャツを合わせ王道のスタイルに。スカーフで色を差して華やかさを足します」。パンツ、シャツ、ストール、ネックレス、バッグ（すべておおさわさん私物）つまり、このパンツは、「ウエストゴムありき」ではなく、美しいシルエットを追求したらウエストゴムになった、というのが私の解釈。更に、生地がブラック以外のパンツの場合、黒ゴム部分がウエストをほっそり見せるだけでなく、『ウエストをマークしてバランス良く見せる』という、私のこだわりを満たしてくれたのも大好きになった理由。更にベルト要らずなのも嬉しいポイントです。
「いいものを着ている」満足感が味わえる
こだわりの素材づかい
このパンツの素晴らしい点は素材にも。どんなシルエットになるのかは、やはり素材と切っても切れないもの。最高の素材を使い、無駄をそぎ落としたシンプルな服作りで名を馳せるMIKAKO NAKAMURAが手がけているだけあり、やはり素材づかいが他ブランドと一線を画しています。
もともとMIKAKO NAKAMURAは、私も大好きなブランド。気品のあるクラシックなデザインで、日本人の体型を考え抜いて作られている服は何年経っても古びることなく、「育ちのいい人」に見えるのです。
また、私が素晴らしいなと思うのは、色へのこだわり。どんな色でも、彩度に統一感があるので、例えば昔買ったブルーのトップスと今季買ったグレーのパンツでも、美しくなじむのです。
ブランド誕生15周年を記念して、2019年6月に銀座の和光で開催された展覧会。アーカイブの展示を通して、MIKAKO NAKAMURAの普遍的な美しさを再確認するイベントでした。このMIKAKO NAKAMURAの美意識や素材へのこだわりは、M・filにも息づいていると思います。「イージートラウザーズ」は、もちろんデザインによって使っている素材は異なりますが、共通しているのは、「いいものを着ている」気分になれること。どのシルエットのパンツも、質のいい素材を使い、フォルムと素材の相性を考え抜いて作ってあるので、何を合わせても “品のいいキレイめスタイル”に。
更にシーズンを問わずにはけ、シワにもなりづらいので、私は出張時には必ず持っていくほど。これで、お値段が2万円台（！）なのですから、虜にならないわけがないですよね。
深いネイビーのセットアップは2年前に購入。トップスをわざと外に出し、ちょっとルーズに着るのがお気に入り。「ネイビーなので、身体が泳ぐように着てもだらしなく見えません。ネックレスなどの小物で表情をつければ、いかようにも着こなせる便利なセットアップです」。パンツ、トップス、ネックレス、バッグ、靴（すべておおさわさん私物）初めて買いに走って以来毎シーズン買い足して、今や10本近くを所有しています。次回は、今シーズン私が買い足したいと狙っている新作のパンツをご紹介します。
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電話 03-6427-2435
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https://mikakonakamura.com/
