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“上手に悩む”ことが大切。禅トレ「みぞおちゆるめ」で悩みに強い体を作る!

2020.08.29

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365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。記事一覧はこちら

【お悩み】最近、ストレスが溜まっています。解消するには?


心配性です。なかなか先が見通せない最近の状況にストレスが溜まっています。解消するにはどうしたらよいでしょう?

【回答】悩みに強い体をつくる“みぞおちゆるめ”を習慣に


なかなか先が見通せないこの時代、知らず知らずのうちにストレスを溜め込んだり悩みを抱えたりしている人も少なくないでしょう。


生きている限り、ストレスや悩みは避けられませんが、悩みは単純になくなればいいというものではなく、きちんと向き合って“上手に悩む”ことが大切だというのは、曹洞宗僧侶の藤田一照さんです。

“悩みに強い体”は“よどみのない体”

「身心一如(しんしんいちにょ)」という言葉がありますが、心と体は本来「一つ」。切り離すことはできません。
心というつかみどころのないものを相手にするよりも、体に直接働きかけ、「悩みに強い体」をふだんから作っておきましょう。

「悩みに強い体」とは、いわば「よどみのない体」。体とは本来、流動的なものですが、悩みや緊張にとらわれてしまっているときは、カチカチに固まっているはずです」(藤田さん)

胸のつかえを取りストレスを追い出すワーク

この“よどみのない体”を作る方法として藤田さんが提唱している1分ワークが、「禅トレ」です。体と心をじっくりほぐし、体の軸と重心のバランスを調える禅トレには

(1) 体をゆらす
(2)体をゆるめる
(3)体の偏りを取る
(4)バランスを回復する

という4つのステップがあり、ステップごとにいくつものワークがありますが、今日は“体をゆるめる”ステップの中から、胸のつかえを取りストレスを追い出す「みぞおちゆるめ」をご紹介しましょう。

「体を動かさずに頭ばかりを使っていると、みぞおちがどんどん固くなっていきます。おなかの底に息を吸い込み、思いっ切り吐くことで、たまったストレスを追い出しましょう」(藤田さん)

藤田一照/Isshou Hujita

曹洞宗僧侶。33歳で渡米し、マサチューセッツ州ヴァレー禅堂住持を務めるかたわら、近隣の大学や瞑想センターで坐禅指導に携わり、2005年帰国。2010年より曹洞宗国際センター所長(2018年3月退任)。Google、Facebook、Starbucksなどアメリカの大手企業でも坐禅を指導。神奈川県葉山を拠点に坐禅の研究、指導にあたるほか、オンライン禅コミュニティ大空山磨寺の主宰などワールドワイドに活動。




イラスト/umao 中村久美(エクササイズ) 編集協力/山岸美夕紀
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