「カルティエのスクエアな時計が好き」というおおさわさんは「パンテール」もお持ちです。こちらは、今よりもフェミニンな服を好んで着ていた時代に、海外で購入したもの。「世間がボディコン全盛だったころは、私も女っぽい服を着ていたんです。その時、服に合う地金のブレスレットタイプの時計が欲しくて。姉からもらったトリニティのリングとセットでつけるのが定番でした。やっぱり時計は、ファッションと切り離せないものなんですよね」時計は年齢やファッションと
切り離すことはできない
よく、「時計は一生もの」といいますよね。
時計は時を刻む道具というだけではなく、人生を共に歩む大切な家族のようなもの。長い付き合いになるからこそ、“その人の趣味や性格に繋がっている”と思ってもいいのです。
一方で、やはりファッションと切り離して考えることはできないとも思います。私の「タンク」も、ストラップをつけ替えて、その時々の自分の装いにフィットさせてきたように、時代や女性としての変化、ファッションとの関係で選ぶものは変わってくるのです。
次回は、時計を選ぶときのポイントや心意気、そしてカルティエの新作から、今私が買いたいなと思っているモデルをご紹介します。
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第14回 40代で「一生ものの時計」を買うべき理由、教えます>>
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おおさわ千春/Chiharu Osawa
雑誌のほか、映画の衣装デザインや女優のスタイリングなどを幅広く手掛ける。着る人に合わせた的確なスタイリングやアドバイスは、多くの女優からも信頼を得ている。
〔迷い世代の服選び〕 40代にこそ効く「ブランド力」
撮影/大見謝 星斗 編集協力/湯澤実和子