マニッシュな服に合わせたい
エレガントに進化した「パシャ ドゥ カルティエ」
ネイビーのストラップをパープルに替えるだけで、印象はがらりとエレガントに。時計「パシャ ドゥ カルティエ」(PG×ダイヤモンド、35mm、自動巻き)264万円(予価)カルティエ(カルティエ カスタマー サービスセンター) © Cartier「パシャ」は、私が今欲しいと思っている時計のひとつ。この記事の冒頭でご紹介したネイビーのクロコダイルのストラップは、私のワードローブにぴったりですし、ぱっと目を引くパープルのストラップもエレガント。どちらにしようかという楽しい悩みも含めて、レザーストラップならではの醍醐味が味わえそうな1本です。肌なじみのいいピンクゴールドにダイヤモンドをあしらったデザインも、今の私にフィットするかなと思っています。
Cedric Vaucher © Cartierリュウズのカバーが外れ、内側のダイヤルの側面にイニシャルやメッセージなどをエングレービングできるというスペシャルな仕掛けも心憎い。マニッシュな服に合わせて、デイリーにつけたい時計です。
ジュエリー代わりにつける
マチュアな凛々しさが光る時計
「素敵!」と一目惚れしたのが、この「マイヨン ドゥ カルティエ」。フェイス部分は小さいのですが、ハイジュエリーにも匹敵するブレスレットの迫力あるデザインは、キング・オブ・ジュエラーと称賛されるカルティエならではだと思います。
時計「マイヨン ドゥ カルティエ」(YG、17×16mm、クォーツ)266万4000円、財布「ガーランド ドゥ カルティエ」<右>ミニマルチウォレット(縦8.5×幅11cm)4万1800円、<左>インターナショナルウォレット(縦10.2×幅19.1cm)6万5000円/すべてカルティエ(カルティエ カスタマー サービスセンター)立体的・構築的なデザインは、エレガントながら凛々しくて、フェミニン過ぎないところが格好いい。ブレスレットタイプなので、Tシャツ、ジャケット+シャツからドレスまで、どんなシーンの服にも似合いそう。ビビッときたからといって、手軽に買えるお値段ではありませんが(笑)、この先の人生を一緒に過ごしたら、毎日がちょっと特別になりそうな気がしませんか? 本当の意味で“いいモノ”がわかるようになった今だからこそ、手に入れたい時計です。
運命の時計に出会ったら
迷い世代の今が買い時
時計は、自分を鼓舞するものでもあるので、今の自分より少し格上だなと思うものを選んで、それに追いつこうとするのもいい方法だと思います。若い頃には、“頑張ってる”感が全面に出てしまっていた時計も、迷い世代になったら、自然にフィットするはずです。
そして、私が今の年齢になってみて思うことは、「時計は40代のうちに買っておくべき!」ということ。高額な時計を買うのには、勢いがいります。50代に入ると、いいものだとわかっていても“清水の舞台から飛び降りる”ための勢いがなくなりがちなのです。私の時計コレクションも、多くは40代のうちに買い集めたもの。未来の自分を楽しみにして「えいっ!」と思い切って買えるのは、迷い世代の今だからなのです。
時計との出会いは、運命です。一目見て、頭から離れないくらい心に響く時計に出会ったら、“自分へのご褒美”として手に入れてみてはいかがでしょうか?
●お問い合わせ
カルティエ カスタマー サービスセンター
フリーダイヤル:0120-301-757
URL:
https://www.cartier.jp/
おおさわ千春/Chiharu Osawa
雑誌のほか、映画の衣装デザインや女優のスタイリングなどを幅広く手掛ける。着る人に合わせた的確なスタイリングやアドバイスは、多くの女優からも信頼を得ている。
〔迷い世代の服選び〕 40代にこそ効く「ブランド力」
表示価格はすべて税別です。 撮影/大見謝 星斗 編集協力/湯澤実和子