動物や鳥、植物など、自然界の美を稀少な宝石と貴金属で表現してきたカルティエ。なかでも“パンテール(豹)”のモチーフは、時にリアルに、時に豹柄を大胆かつ抽象的に描き出して、さまざまなジュエリー&ウォッチとなって展開されてきました。一点ずつ、そして角度によっても表情が異なり、また制作された時代の空気や観る人の気分を反映して、リラックスして見えたり緊張感を漂わせているように見えたりするのも、他のモチーフにはない、パンテールならではの特徴ではないでしょうか。
Vincent Wulverick © Cartier 2014
今にも動き出しそうな表情とポーズを見事に捉えた写真の“パンテール ドゥ カルティエ リング”は、ホワイトゴールドにダイヤモンドをちりばめ、瞳をエメラルド、斑をオニキスで表現。指に纏えばテーブルの上や社交の場で多くの視線を集め、この上ないカンバセーションピースとなることでしょう。ジュエリーであると同時に愛玩動物のように、いつまでも慈しみ大切にし続けたくなるデザインです。
強く、しなやかでどこか女性らしい色気まで漂うパンテールのリングは、母から娘へと受け継がれながら身につける人の個性を語り続けることでしょう。