人生という旅をラグジュアリーに彩るさまざまなアイテムを展開するルイ・ヴィトンが、初のハイジュエリーコレクションを発表したのは、2008年の「アルダント」コレクションのネックレス。この時に世界を驚かせたのが、オリジナルカットのダイヤモンドでした。通常、ダイヤモンドは、一つの原石からいかにクオリティが高く大きいサイズをカットすることができるか職人が知恵を絞り、ラウンドやペアシェイプ、エメラルドカットなどのシェイプが決まります。
ところがルイ・ヴィトンでは、ダイヤモンドの歩留まりよりも形を優先し、メゾンのアイコンでもあるモノグラム スターやモノグラム フラワーの形に研磨を施しています。刻みの深いこのカットを実現できるのは世界でも屈指の技術をもつ、たった一つの工房だけ。世にも贅沢なオリジナルカットは、この後もルイ・ヴィトンのジュエリーに欠かせないエレメンツの一つとなっています。
Louis Vuitton
2012年にはジュエリーの聖地とされる、パリのヴァンドーム広場にウォッチ&ファインジュエリーのサロンがオープン。くしくもここは、ルイ・ヴィトンが1854年にはじめて店を構えた場所の、すぐ傍らでした。