本当の豊かさ宿る「昭和遺産」 第11回(全14回) 世の中は、デジタル化、スピード化が急速に進み、私たちの暮らしはますます便利で快適なものになりました。しかし、はたして私たちは幸せを手にすることができたといえるのでしょうか。私たちの暮らしはどこかで、大切なものを置き忘れてしまっていないでしょうか。義理人情に厚く、おせっかいで、濃密な人間関係に支えられた昭和という時代。どこか不器用でアナログな“昭和”を見つめることで、合理性一辺倒ではない、暮らしの豊かさを再発見していきます。
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日中友好の親善大使
パンダのランラン・カンカン
絶大な人気を誇った2頭のアイドル昭和47年、日中国交正常化を記念して中華人民共和国から贈呈されたランラン(左)とカンカン。11月5日に東京・上野動物園で一般公開されると同時に日本中に大フィーバーを巻き起こした。公開初日の見物客は約6万人。“客寄せパンダ”の語源はこの2頭。
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本誌が考える【昭和遺産】とは、昭和時代に生み出されたもの、もしくは昭和時代に広く一般に親しまれたもので、次世代へ継承したいモノ、コト、場所を指します。
『家庭画報』2020年8月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。