今回ご紹介するのは、オレンジとセロリを使ったサラダ。暑い季節にぴったりの、酸味のきいた爽やかなひと皿です。バジル、白ワインビネガー、オリーブオイルといった香りの良い食材を組み合わせることで、豊かな風味に仕上がります。セロリをかぶに、白ワインビネガーをレモン汁に替えたりとアレンジを加えて楽しむことも! ひとつ覚えておけば料理の幅が広がるレシピです。
レシピを教えてくださったのは、料理家のサルボ恭子さん。パリ有数のホテル「オテル・ド・クリヨン」で経験を積み、国内外で料理教室を主宰されています。サルボさんはこれまで、多くの人の「フレンチを家庭で作ってみたい」という気持ちに寄り添い、忙しい日々の中でも無理をせず、作っている時間も楽しめるような“シンプルフレンチ”を提案してきました。
そんなサルボさんにこの連載で披露していただくレシピは、なんと、どの料理も5つ以内の材料と3ステップの調理で完成! 難しそうなイメージのあるフレンチが、気軽に挑戦できるようになりました。
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オレンジとセロリのサラダ
さわやかなセロリの香りがオレンジとよく合います。
セロリの外側の茎がかたい場合はピーラーで筋を取ってください。セロリをかぶやチコリに、ネーブルオレンジはオレンジにかえてもOK。オレンジの場合は薄皮を取り除いて、くし形切りに。また、白ワインビネガーは米酢やレモン汁にかえてもいいでしょう。
【材料(2人分)】
・セロリ(株の中ほどの柔らかめの茎) 18cmほど(約70g)
・白ワインビネガー 大さじ1弱
・ネーブルオレンジ 1個(約180g)
・バジルの葉 大2枚
・オリーブ油 大さじ1
・塩 小さじ1/2
【作り方】
(1)セロリは2mm幅の斜め薄切りにし、塩と白ワインビネガーを合わせてしんなりするまで10分ほどおく。
(2)ネーブルオレンジは包丁で表皮と白い部分をむいて5mm厚さの輪切りにし、器に盛る。
(3)バジルは縦半分に切ってから繊維に垂直に細切りにし、オリーブ油とともに(1)に加えてさっと和え、(2)にのせる。
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料理家。老舗旅館の長女として生まれ、料理家の叔母に師事したのち渡仏。パリ有数のホテル「オテル・ド・クリヨン」で研修、勤務しながら、フランスの郷土料理に魅了される。帰国後料理研究家のサポートをし、現在は東京、富山、台湾などで料理教室を主宰。素材と向き合い、その持ち味を引き出す料理を得意とし、出張料理やケータリングで料理が最もおいしく味わえる“瞬間”を届けている。雑誌やテレビなどでも活躍し、洗練された家庭料理には根強いファンも多い。『絶品ファルシ』(主婦と生活社)、『長谷園「かまどさん」で毎日レシピ』(河出書房新社)、『夜9時からの飲めるちょいメシ』(家の光協会)など著書多数。
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全レシピ材料は5つ以内、作り方は3ステップで簡単!
今回ご紹介したレシピを含め、まるでビストロで出てくるような料理がご自宅で気軽に楽しめるレシピを45品掲載。「今日、フレンチを作ってみよう」、そんな意欲がわいてくる一冊です。
撮影/川上輝明(bean)