家庭画報のレジェンド・レシピ スパイス香る真夏の「名人カレー」 第10回(全15回) 創刊号から最新号まで、『家庭画報』に掲載された膨大な数の料理レシピの中から、今、改めてお伝えしたいものを編集部が厳選してお届けする「レジェンド・レシピ」。今回は暑い夏に食べたい料理の筆頭格、カレーの名作レシピをお届けします。スパイスづかいやちょっとしたひと手間に、作り手のセンスが光るアイディアが満載。異国情緒たっぷりの「名人カレー」に挑戦して、夏を元気に乗り切りましょう。
前回の記事はこちら シェフが提案するお洒落な逸品
おもてなしのフレンチカレー
長尾和子さん(料理家)のアイディア
クラシックな魚介料理をカレー仕立てに
舌びらめのクリームカレーフランス・リヨンで修業をした長尾さんにとって、フレンチクラシックの代表格「舌びらめのクリーム煮」は特別な思い入れがある料理なのだそう。この魚介料理をクリームカレーにアレンジ。「なるべく脂肪分の高い生クリームを使ってください。不思議なことに、脂肪分が高いほどさっぱりと仕上がります」と長尾さん。ほんのり香るスパイスが、伝統的な料理に新たな魅力を添えます。
長尾和子さん
(ながお・かずこ)1970年代に渡仏し、フランス料理の研鑽を積む。帰国後レストランを開き、日本における女性フレンチシェフの草分け的存在として注目される。芯の通った味の表現は、幅広い層のファンに愛されてきた。2019年惜しまれつつ「マリー・クロード」を休店し、現在は料理教室等で活躍中。
長尾さん直伝・5種のカレースパイスの詳細はこちら>>※2013年8月号「フレンチカレーで夏のおもてなし」より。