365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。
記事一覧はこちら 【お悩み】デスクワークの疲れがなかなか取れません
デスクワークが多い仕事でなかなか疲れが取れません。マッサージに通ったりもしているのですが……。
【回答】脳疲労を取る“あくび”のワークを行ってみて
特にデスクワークでは、体だけでなく頭も疲れますよね。家に帰って、ゆっくりお風呂につかったり、マッサージをしたりと体の疲れを癒やすように心がけていても、“脳”の疲れを癒やすことはあまり意識したことがないという人も多いのでは?
ですが、脳も体と同じように疲れを取り除いてあげる必要があります。
とはいえ、脳は直接手でマッサージはできません。どのような方法があるか、禅僧の藤田一照さんの著書『「禅トレ」で生きるのがラクになる』によると、「あくび」の禅トレがおすすめなのだそう。
老廃物や涙を出し切るイメージで「あくび」の禅トレは、床にあおむけになり、手足を伸ばして思い切りあくびをするというもの。
口から老廃物を吐き出し、涙を出し切るイメージで行うことがポイントだそう。この禅トレにより、脳疲労を取り、酸素を脳に行き渡らせる効果が期待できるといいます。
「思いっ切りあくびをして涙を出すと、その分、目や頭の緊張が取れていきます。途中で止めるのではなく、なすがままに全身を使って、口を大きく開け、声を出してのびやかにあくびを楽しみましょう」(藤田さん)
この1分の禅トレは、1日に何度行ってもOK。1回きりではなく、毎日の習慣にすることが大切とのことです。
「日々の生活の中で心のザワつきやモヤモヤを感じたら、“1分禅トレ”で心を小休止させましょう。不思議と落ち着いて心に静かな時間が訪れるはずです」(藤田さん)
このほかにも、書籍『「禅トレ」で生きるのがラクになる』には、心と体をゆるめる禅トレやお悩み相談が豊富に掲載されていますので、興味のある方はぜひご覧ください。
「あくび」の禅トレを実践!
藤田一照/Isshou Fujita
曹洞宗僧侶。33歳で渡米し、マサチューセッツ州ヴァレー禅堂住持を務めるかたわら、近隣の大学や瞑想センターで坐禅指導に携わり、2005年帰国。2010年より曹洞宗国際センター所長(2018年3月退任)。Google、Facebook、Starbucksなどアメリカの大手企業でも坐禅を指導。神奈川県葉山を拠点に坐禅の研究、指導にあたるほか、オンライン禅コミュニティ大空山磨寺の主宰などワールドワイドに活動。
イラスト/umao 中村久美 編集協力/山岸美夕紀
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