© CASA DE CINEMA DE PORTO ALEGRE 2019舞台はブラジル南部のポルトアレグレ。視力を失いつつある自分を心配する長男の同居の申し出を断る、そんな偏屈な独居老人エルネストのもとに、故郷ウルグアイで仲間だった男の妻から手紙が届く。
手紙を読めない彼は、偶然アパートの入り口で出会った、どこか訳ありの若い娘ビアに代読を頼み......。
心根はよいもののトラブルを抱えるビアと、代読、代筆を通じて率直な意見を交わすうちに、互いに心を開くふたり。
人生に前向きになるエルネストの姿やエンディングに希望が見える作品。
『家庭画報』2020年9月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。