ファッション

エルメスのスカーフ、選び方とアレンジのコツ、教えます

2020.08.31

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首に巻いたときを計算して
選ぶのがポイント


スカーフ選びには「色と柄」「サイズと形」「質感」の3つのポイントがあります。この中で一番印象を左右するのが色と柄です。折り畳んで巻いたとき、顔まわりにどの色や柄がくるのかをきちんと計算することが大切なのです。

右は、グレー×白のカレを三角形に折り、サイドで結ぶ方法。このカレはベースが白なので、同じ白のニットになじんでとてもシック。洋服とワントーンコーディネートにする場合は、色数が少なめのスカーフが使いやすいでしょう。左は、70×70cmと小ぶりのカレを、衿元で小さく結び、片側にひらりと垂らすというドラマチックなアレンジ。ネイビーがベースですが、顔まわりにオレンジがくるので、思いのほか華やかな印象に。スカーフに合わせ、ピアスとバングルをブルートーンで揃えました。<右>カレ「トレゾール・ドゥ・メドール」(90×90cm)5万2000円 ニット18万9000円 ピアス9万2000円 ペンダント11万1000円 バングル11万円 <左>カレ「バセットハウンド」(70×70cm)4万円 ニット18万9000円 ピアス6万8000円 バングル10万2000円/すべてエルメス(エルメスジャポン)


「色と柄」では、顔の近くにどんな色や柄がくるのかが大事。
小さな柄の場合は、巻いたときの印象がわかりやすいのですが、大柄の場合は部分的にしか出ないので、選ぶ際に実際に巻いてチェックしてみてください。色目はベースになる色と柄のトーンが揃っているほうが洋服とのなじみもよく、使いやすいと思います。

「サイズと形」は、骨格に合わせて選ぶこと。
垂らしたり二重に巻いたりしたときの分量感や長さ、身長とのバランスなどを確認するのが大切です。

「質感」ですが、同じシルクでも織りや糸の太さによって厚みやハリ感が異なり、それぞれ巻いたときの表情も変わってきます。繊細な違いを感じ取り、自分が扱いやすい質感を追求してほしいと思います。

エルメスは素材、サイズ、色柄ともに種類が豊富に揃っているので、試着するときには巻き方も考えて選ぶようにしましょう

同柄でも色で表情が変わる
「二面性」を楽しむリバーシブル


表と裏、同柄で異なる色味のリバーシブルタイプのカレは、1枚で2つの表情を楽しめる優れもの。例えば、ピンクやグリーンなど軽やかな色味の面は春先のシャツなどに合わせて、フューシャピンク単色の面は冬場のダークカラーのコートなどの差し色にするなど、シーズン問わず使えるのも便利です。

カレダブルフェイス「デッラ・カヴァッレリア・フィネス」(90×90cm)6万9000円/エルメス(エルメスジャポン)
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