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ゲストの一覧 【お悩み】スキンケアの成分表示はどこまで見るべき?
スキンケアの成分表示はどこまで見るべきでしょう?初心者が気をつけるべきポイントなどはありますか?
【回答】成分表示はあくまでも製品情報の一部と心得て
回答者/近藤須雅子さん(美容ジャーナリスト)
化粧品に限らず、現在は食品や飲料なども成分が表示されていますよね。
スーパーマーケットでお総菜やレトルト食品を購入する際は、それぞれマイルールに沿った基準でチェックされていることと思いますが、化粧品も同じ。
もちろん、厚生労働省が不適切と考える成分は入っていませんが、自分でもチェックするのは大切な習慣だと思います。
とはいえ表示は、見慣れない化学品名ばかりでわかりにくいですよね。
初めて使う化粧品は、成分表示を保管しておくそこで、まず初めて使う化粧品は、使い終わるまで成分表示の部分を保管しておくことにしてはいかがでしょう。もしトラブルが起きたときも原因成分を調べる目安になり、安心です。
すでに自分の肌と相性の悪い成分やアレルゲンがわかっているときは、配合の有無の確認を。
重複して配合されている成分もチェックまた、化粧水と美容液などに重複して配合されている成分もチェックしましょう。たとえば、ピーリング効果のある成分のサリチル酸が入っているアイテムを同時にいくつも使うと、肌に負担になることがあるので、注意が必要です。
成分表示はあくまでも製品情報の一部と心得て一方、高級コスメとプチプラ製品の成分を見比べるのはナンセンス。
同じ成分名が並んでいても、それぞれのクオリティはわからないし、分量や配合法なども成分表記からは読み取れません。成分表示はあくまでも製品情報の一部と心得て。
近藤須雅子/Sugako Kondo
美容ジャーナリスト。京都生まれ。女性誌・美容誌をはじめ、多数の媒体で美容記事に携わり、35年以上にわたり最前線で活躍。趣味は着物、美術鑑賞など。
表示価格はすべて税抜です。 イラスト/umao
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