365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。
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ゲストの一覧 【お悩み】乾燥するこの季節、喉の調子を改善したいです
もともと呼吸器系が弱く、乾燥が始まるこの季節から、喉のイガイガや痛み、咳などのトラブルが増えます。
【回答】体を内側からうるおす「れんこんと長ねぎのスープ」を
空気の乾燥するシーズンになってきました。朝起きたときに喉に違和感を覚え始めている人も少なくないのでは? 秋冬の乾燥した空気は肺を痛めやすく、呼吸器系のトラブルにもつながります。
特に呼吸器系が弱いという人は、加湿器などを使って適度な加湿を心がけるとともに、体を内部からうるおす食べ物を積極的に食べましょう。
体を温めつつ、内側からうるおす料理家の鈴木愛さんの著書『なんとなく不調をととのえるスープ』によると、体の内側をうるおしてくれる食材には「れんこん、白菜、里いも、長いも、梨、豆腐、ごま」などがあるとのこと。
今回は、“乾燥を防いで体をうるおす”効果が期待できる「れんこんと長ねぎのスープ」を教えてもらいました。
「淡泊な味のれんこんはすりおろしてシャキシャキとした食感を残し、食べ応えを出します。れんこんは煮ると粘りが出るので、軽く温める程度にしましょう。
長ねぎは、相性はよいものの尖った味になるので、玉ねぎの甘みを加えてバランスをとります」(鈴木さん)
れんこんは、昔から気管支やのど・鼻など呼吸器系の不調を改善してくれる食べ物として有名。また、長ねぎは体を温めてくれる食材です。
この2つを組み合わせたスープで、体内を温めつつ乾燥を防ぎましょう。
れんこんと長ねぎのスープの作り方
<材料(2人分)>
・れんこん 200g
・長ねぎ 1本
・玉ねぎ 1/4個
・えのきたけ 20g
・昆布だし 約400ml
・生姜(すりおろし) 小さじ1/3
・ごま油(太白) 小さじ1
・塩 適量
[薬味とトッピング]
・小ねぎ(小口切り) 少量
<作り方>
1.れんこんはすりおろす。長ねぎ、玉ねぎは薄切りにする。えのきたけは根元を切り落とし、1㎝長さに切る。
2.鍋にごま油を温め、1の長ねぎ、玉ねぎ、塩ひとつまみを入れ、弱火でしんなりするまで炒める。
3.1のえのきたけ、昆布だしをひたひたに加えて蓋をし、火が通るまでゆっくり煮てハンドブレンダーでなめらかにする。
4.1のれんこんを加え、昆布だしをひたひたに注ぎ、ふつふつと沸いてきたら5分ほど煮てれんこんに火を通す。残りの昆布だしで濃度を調整し、生姜、塩小さじ1/3を加えて混ぜる。
5.器に盛って小ねぎをのせる。
鈴木 愛/Ai Suzuki
1980年生まれ・東京都出身。2010年から安曇野に移住し、ホリスティックリトリート穂高養生園に勤務。自然に根ざした野菜の調理法を学び、季節をベースとした食と体の結びつきを深く意識する。
食によって日々を心地よく過ごしてほしいという願いを込めて「
冬草」の名で活動をはじめる。不定期で東京・表参道のサロン「omotesando atelier」にて「ととのえる食事会」を開催。要予約。
イラスト/umao 撮影/西山 航(世界文化社) 編集協力/山岸美夕紀
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