365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。
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ゲストの一覧 【お悩み】年々、深く刻まれていくほうれい線が気になります
“おばさん顔”に見えるくっきりと刻まれたほうれい線。目立たなくする方法を教えてください。
【回答】ほうれい線に効く顔ダンスで口の周りの筋肉を強化して
口もとに深く刻まれたほうれい線は、一気に顔の印象を老けさせます。
このほうれい線を作らないように、なるべく笑わないようにしているという人もいるようですが、「実は、あまり笑わないでいると、逆にほうれい線が目立ってしまう」
と指摘するのは、『たるみが消える!顔ダンス』の著者でたるみ改善コンサルタントのおきゃんママさんです。
意識して鍛えなければ表情筋は衰える一方「ほうれい線は、ほおの厚い脂肪を支えている皮膚や皮下組織がたるんで、顔全体が下垂していくことで生じます。
ほうれい線が気になって笑わないでいると、口角を外側に引く笑筋や口角を外側に引いたり口をすぼめたりする頬筋、口角からほおに走る大頬骨筋、小頬骨筋などがことごとく衰えていってしまうのです。
話したり食事をしたりという日常生活では、表情筋は顔全体の20~30%程度しか使われていませんから、意識して笑顔を作らなければ表情筋は衰える一方なのです」(おきゃんママさん)
ほうれい線と唇の上に生じる不自然なシワも防止そんな表情筋を鍛え、ほうれい線を目立たなくする「顔ダンス」を教えてもらいました。
上唇と下唇を「押し合い」「突き出し」「巻き込む」動きで口元の筋肉をバランスよく鍛えるエクササイズです。
「口輪筋」「小頬骨筋」「大頬骨筋」などの口の周りの筋肉を強化して口角の下垂を防ぎ、ハリのある口元に。
ほうれい線の溝を薄くし、唇の上に生じる不自然なシワも防ぎます。
特に、日本語は母音の数が少ないので、ふだん話すときにはあまり使わない口輪筋をエクササイズで鍛えることが大切だそう。
「年齢を重ねた人の不機嫌顔は人を遠ざけ運気を下げるもの。
表情筋が衰えると肌のハリもなくなり、老け感は増幅するばかりです。実際、他人は細かいシワなどのディテールよりも、その人のかもし出す全体的なイキイキ感に注目しているもの。
“オーラ”といってもいいかもしれません。笑顔で感じがよく、明るく前向きな心を持つ人は、少々のシワなど消し去る輝きを放つものです」(おきゃんママ)
このエクササイズをしていれば、シワができることを気にせずに大いに笑えそう。ぜひ実践してみてください。
おきゃんママ/Okyan Mama
たるみ改善コンサルタント。人気ブログ『たるみを解消して顔も体も10歳若返る女磨き塾』塾長。自身の顔を実験台に、さまざまな美容術を実践、検証を重ね、編み出した「たるみ改善プログラム」の提唱者。
イラスト/umao 撮影/岡田ナツ子 編集協力/山岸美由紀
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