訪れたら探してみたい花色図鑑
「カンボ・ガーデンズ」は、緯度でいうとサハリン北部の気候に近く、春の訪れが遅い分、初夏から夏にかけて一斉に花を咲かせます。そして8月の終わりにはもう秋の風情が感じられる景色へと変わります。短い期間に次々と咲く色とりどりの花のほんの一部をご紹介しましょう。
Green 緑
1.キク Chrysanthemum:キク科の宿根草。“ジェードグリーン”という品種で「翡翠の緑」の意味。
2.ツルコベア Cobaea scandens:ハナシノブ科の宿根草。学名のコバエアとも呼ばれる。
3.ダイアンサス Dianthus:ナデシコ科の多年草。“グリーントリック”という品種で、日本ではテマリソウの名で知られる。
4.ユーフォルビア Euphorbia:トウダイグサ科の宿根草。和名はホルトソウ。
White 白
1.シュウメイギク Anemone hupehensis:キンポウゲ科の宿根草。夏の終わりに咲きだす。
2.コスモス Cosmos:キク科の一年草。切り花ガーデンで咲く。
3.スノードロップ Snowdrop:ヒガンバナ科の秋植え球根。ウッドランドでは350種以上もの品種が咲くことで有名。これは極めて珍しい八重咲き種。
4.クリスマスローズ Helleborus:キンポウゲ科の宿根草。早春の人気花。
Blue 青
1.アスター Aster:キク科。一年草と宿根草がある。
2.アリウム・ギガンチウム Allium giganteum:ネギ科の秋植え球根。アリウムの中でも最大級のボール状の花を咲かせる。
3.シコンノボタン Tibouchina urvilleana:ノボタン科の常緑低木。一日花だがとても人目を引く。
4.ゲラニウム Geranium:フウロソウ科の宿根草。フウロソウの和名で日本でも人気。
Pink ピンク
1.アスター Callistephus:キク科。一年草と宿根草があり、切り花ではよく一年草が利用される。
2.シャーレーポピー Papaver rhoeas:ケシ科の一年草。イギリスで育種されたポピーで、和名ヒナゲシの園芸種。
3.エキナセア Echinacea:エキナセアを代表するパープレア種で、大きな花芯が特徴。
4.バラ Rose:バラ科の低木。香りも魅力のつるバラ“コーネリア”。
Red 赤
1.アストランティア Astrantia:セリ科の宿根草。イギリスでは定番の花で大株に育つ。
2.グラジオラス Gladiolus:アヤメ科の春植え球根。“ルビー〟という名にふさわしい鮮やかな色。
3.ダリア Dahlia:キク科の球根。夏から秋の主役花。
4.クナウティア Knautia:スイカズラ科の宿根草。アカバナマツムシソウの名でも流通し、風に揺れるさまが美しい。
Yellow 黄色
1.アリウム・モーリー Allium moly:アリウムでは珍しい黄色の花を咲かせる。
2.コスモス Cosmos:キク科の一年草。最近では黄花品種も増えている。
3.マンサク Hamamelis:マンサク科の低木。早春に真っ先に咲きだす花。これは日本に自生するマンサクとシナマンサクの交配品種。
4.ヘリオプシス Heliopsis:キク科の宿根草。和名はヒメヒマワリ。
Orange オレンジ
1.アキレア Achillea:キク科の宿根草。セイヨウノコギリソウの和名でも知られる。品種名は“テラコッタ”。
2.カレンデュラ Calendula:キク科の多年草。和名はキンセンカ。
3.キク Chrysanthemum:キク科の多年草。“ハネンブルグ”という品種で、切り花ガーデンで咲く。
4.オリエンタルポピー Papaver orientale:ケシ科の宿根草。和名はオニゲシ。ポピーの中では大型の種類。
カンボ・ガーデンズ(Cambo Gardens)
住所:Kingsbarns St.Andrews, Fife. KY16 8QD
TEL:+44(0)1333451040
ホームページ:
https://www.cambogardens.org.uk