“新しい日常”の新定番 心地よく、美しい靴 最終回(全3回) 生活様式が大きく変化するなかで、本当に必要なものを見直す機会ともなった今、「お洒落」にも、“心地よさ”を重視する気運が高まっています。行動のベースとなる足もとも、健康的に、そして麗しく。安定した履き心地と、美しさとを兼ね備えた新しい日常にフィットする靴をご紹介します。
前回の記事はこちら カジュアルな装いに品格を生む
「軽やかローファー」
上からCELINE、SAINT LAURENT、GUCCI。CELINE
パリの凱旋門を囲むチェーンからインスパイアされたという「セリーヌ」のアイコニックなモチーフ“トリオンフ”をビットとしてあしらったローファー。白×ブラウンのコンビネーションで、颯爽と美しい足もとを演出します。靴(ヒール1.5センチ)11万円(予定価格)/セリーヌ バイ エディ・スリマン(セリーヌ ジャパン)
SAINT LAURENT
まばゆいほどの白いレザーに小さく「YSL」のロゴだけを配した、潔くシンプルなデザインが魅力的。滑りにくく設計されたソールなので、旅行などにも頼れる存在です。靴(ヒール1.5センチ)9万円/サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ(サンローラン クライアントサービス)
GUCCI
グッチを象徴するホースビットをネイビー×レッドのウェブ ストライプにあしらい、洗練された雰囲気に仕上げた一足。フォルムがスマートなだけでなく、ステッチも繊細。女性の足になじむ、エレガントなつくりが見事です。靴(ヒール1センチ)9万6000円/グッチ(グッチ ジャパン)
右から、TOD'S、GIORGIO ARMANI、HERMÈS。TOD'S
柔らかなカーフにクロコダイルの型押しを施したノーブルな表情のローファー。甲にあしらわれたゴールドの「T」が品のよいアクセントになっています。素足で履いてもストレスのない柔らかな履き心地。靴(ヒール0.5センチ)8万3000円/トッズ(トッズ・ジャパン)
GIORGIO ARMANI
レザーで編み込まれたブランドのロゴ。手仕事の美しさが見事な逸品です。ふわりと包み込まれるような柔らかなフィット感で、手放せなくなる一足。靴(ヒール1.5センチ)10万3000円/ジョルジオ アルマーニ(ジョルジオ アルマーニ ジャパン)
HERMÈS
つややかな毛並みの上質なミンクを甲に用いたラグジュアリーなデザインは、履く人の心を高揚させはず。また、甲にボリュームがあるので足首をほっそりと見せる効果も。才色兼備の理想的なローファーです。靴(ヒール2センチ)9万7000/エルメス(エルメスジャポン)
〔特集〕“新しい日常”の新定番 心地よく、美しい靴(全3回)
表示価格はすべて税抜きです。
撮影/大原敏政〈aosora〉 スタイリング/馬場郁雄 取材・文/大杉美氣
※ソールとヒールの高さは編集部調べ
『家庭画報』2020年9月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。