フルート奏者の山形由美さんに、成熟世代の魅力的なアイメイクについて伺いました。
微細な差で目の印象は変わるので、描きやすさや質感を吟味します
「フルートの演奏は正面を向きますから、お客さまと目が合いますし、共演者とアイコンタクトでタイミングをとる際にも目力がものをいいます。視線を際立たせるアイメイクは欠かせません」と話す山形由美さん。
一番のこだわりはアイライン。年齢とともに少しずつ弱くなってきた目力をクリアな“線“の効果で強めます。異なるタイプのアイライナーをTPOに応じて使い分けるのが山形さん流。
「普段は繰り出し式のペンシルで目の際に細いラインを入れますが、夜の会食などではリキッドで心持ち太く、長めに。ステージに立つときはくっきりとした黒のリキッドラインにして、目尻を跳ね上げます。筆ペンタイプでキャットアイをつくることも」
マスカラはブラシの使いやすさや仕上がりの美しさはもちろんのこと、まつ毛をいたわるトリートメント効果も重視。「まつ毛の密度が下がってくる成熟世代にとって、大切なポイントだと思います」。