人気・実力共に日本を代表する俳優の一人、豊川悦司さん。1995年の映画『NO WAY BACK/逃走遊戯』で海外進出も果たしている。海外の作品に参加することができた、誇らしさとうれしさ
昨年10月、ハワイのパールハーバーで、翌月に全米公開を控えた映画『ミッドウェイ』のプレミアイベントが実施されました。『インデペンデンス・デイ』や『デイ・アフター・トゥモロー』を手がけたローランド・エメリッヒ監督が20年に及ぶリサーチを経て、1941年の日本軍による真珠湾攻撃から翌年のミッドウェイ海戦までを史実に基づいて両国の視点で描いた『ミッドウェイ』。日米共に実在の人物が多数登場する本作で、豊川悦司さんは山本五十六連合艦隊司令長官を演じました。
プレミアイベントにも参加し、そこで本作について「参加させてもらって本当にうれしい作品になっていました」と話した豊川さん。そう思った一番の要因は……。
「やっぱりこんなにスケールの大きな企画で仕事ができたことが正直誇らしかったというところがあるかなと思います。僕のキャリアの中で、たぶん一番大きな作品でしたから。ほかの国の俳優さんたちと仕事ができたということも、そこに含まれると思いますけれども、すごくうれしかったですね。あと、僕らが子供の頃は、8月とか終戦記念日が近くなると戦争映画大作が必ず映画館でかかったりしていて。子供の頃に観ていたものに自分が出演する立場になったんだなというのは、個人的にちょっと感慨深いものがありました」