Tips2
大ぶりの枝もので部屋の中に木漏れ日を作る
「普段に生ける花材は、持ちの良さを考えて選んでいます。毎年秋になると飾っているのがナナカマド。照り葉の鮮やかなグラデーションで、一気に部屋の中が秋模様になるんです」。まっすぐに直立する花材より、ナナカマドのように動きのある枝ぶりのほうが、難しいテクニックも必要なく花器に挿すだけで絵になるのだそう。
今年のナナカマドは、茶色の斑模様がレオパード柄のように見える円柱状の背の高いガラスの花瓶に生けました。ポイントは、葉の広がりが邪魔にならないよう、座った時に見上げるくらいの高さに仕立てること。そうすることで、窓からの光や照明によってテーブル上に枝葉の影が落ち、まるで木漏れ日の中にいるような演出効果が得られます。
青木浩二作の鉢をカフェオレボウルに。とんぼ柄が刺繍されているのは、ノンパイルのゲストタオル。朝食時などに、気負わずに使える大判のナプキンとして使っている。
Tips3
ふっくらとした質感のテーブルクロスで温かさを演出
木漏れ日のような光を受け止めるテーブルを覆うのは、陰影が映える柔らかなベージュ色のクロス。キルティングのようにふっくらと織られており、ふわりと一枚掛けるだけで温かな趣が広がります。
「寒さを感じる季節には、テーブルクロスも重厚な質感のほうがしっくりくる」と多美保さん。色や柄ばかりでなく、その時の天候やシーンに調和する質感も考慮することで、ワンランク上のコーディネートが完成するのです。
テーブルクロスだけでなく、もちろん朝食メニューも体が芯から温まるものを。レストラン「ポール・ボキューズ」で見つけた陶器のスープボウルには、あつあつのスープが入っています。「ポール・ボキューズ」の名物である、パイをかぶせたスープをモチーフにした遊び心あるデザインに一目で惹かれたそう。蓋付きなのでスープが冷めにくく、肌寒い季節の朝食に愛用している器です。