にんじんのポタージュ バニラの香り
バニラの香りはするけれど決して甘くはない、にんじん本来の柔らかい甘みを生かしたポタージュ。寒い日の食事の最初にアミューズブーシュ的に出すと喜ばれます。
【材料(小さなカップで10~12杯分)】
・にんじん 正味250g
・玉ねぎ(中) 1/6個
・無塩バター 大さじ3/4
・低脂肪牛乳 1/2~3/4カップ
・バニラビーンズ(さやの部分) 1/8本
・EVオリーブオイル・塩 各適量
・結晶状の塩 適宜
【作り方】
(1)バニラビーンズのさやはEVオリーブオイルに浸し、香りを移しておく。
小さな密閉容器にバニラビーンズのさやを入れ、オイルに香りを移す。(2)にんじんは薄めの半月切り、玉ねぎは薄切りにする。鍋に無塩バターを溶かし、にんじんと玉ねぎを入れる。塩ひとつまみをふり、全体に熱がまわったら水をひたひたに加える。ふたをしてにんじんが完全に柔らかくなるまで煮る。
(3)少し冷ましてから煮汁ごとミキサーにかけて撹拌し、塩小さじ1と低脂肪牛乳を加える。濃度が高ければ、水または低脂肪牛乳を足して調整する。
(4)あらかじめ温めておいた器に(3)を注ぎ、(1)を数滴落とす。好みで結晶状の塩を1~2粒加える。
※(2)の後すぐにミキサーにかけると中身がふき出して危ないので、鍋を火からおろし、少しおいてからすること。
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東京都生まれ。1997年にパリの名門料理学校「ル・コルドン・ブルー」を首席で卒業。ミシュランの3つ星レストラン「アルページュ」に入り、シェフのアラン・パッサール氏に師事し、スーシェフを務める。その後、出張料理人として独立、世界中を飛び回り、VIPたちをうならせた。2005年、パリの老舗「フォション」で初の女性・東洋人のエグゼクティブシェフに就任する。現在は東京とパリを行き来しながら、レストランや国際線機内食のメニュー開発に携わるなど、料理プロデューサー・食ジャーナリストとして活躍する。著書に『ラ・キュイジーヌ・ド・フミコ』、『まいにち、サラダ』(ともに世界文化社)などがある。
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