今までで一番思っている。「僕の代表作になるんだろうな」
バレエ経験を前提としたオーディションで選ばれた、一果役の服部樹咲さん。バレエのコンクールで輝かしい成績を収めているものの、女優としては本作がデビュー作です。でも、その成長ぶりは、草なぎさんいわく「そこにあるもの、撮影現場のすべてを、“あ、この子、吸収してるんだ”」と思ったほどだったそう。
「どんどんどんどん成長して。顔つきも、最初とはもう全然違うの。そういう成長を近くで見ているといとおしくなるというか。これからも頑張ってよ、初めての映画が一緒にできてうれしかったよって思う。これから彼女が羽ばたいていくときに、いろいろな作品に出るだろうけど、一番最初に僕が共演したんだなと思うだけでうれしいし、誇らしいし。すごく純粋で才能豊かな子で。将来、“偉くなったら、僕をおじいちゃん役とかで指名しろよ”って、それは言っておこうと思います（笑）」
服部さんをべた褒めですが、映画を観れば、草なぎさんの言葉にも納得できるはず。演技することにおいてとてつもない力を発揮する草なぎさんに引きずられず、食われず、負けず。草なぎさんと服部さん、2人でこの物語を牽引していきます。そうして完成した作品を観て、自身の「代表作になるんじゃないかなと思う」と『ユーチューバー 草なぎチャンネル』で語っていた草なぎさん。
「だいたいいつもそう言うんですけど（笑）。そのときにやったものが僕の代表作、かつ集大成だと思っているので。事実そうだしね。でも、今回はすべてがこう……奇跡的というか、自分が意図していくらやってもできないような演技だとか、一果との関係性だとか、いい偶然が重なってすごい作品に出られたなってすごく感じたし、僕の代表作になるんだろうなって、今までで一番そう思ってます、感覚的に」
「ジェンダレスじゃないけど、（映画監督は）垣根を越えて自由に撮って、それが一人でも多くの人の心に響けば最高なんじゃないかな」
