〔国際指標で評価された質の高いケアを患者に提供する〕1904年から看護師を育成する同病院のケアには定評があったが、マグネット認証を取得したことで看護への信頼はさらに高まった。写真提供/聖路加国際病院医療の質改善の集大成として特定機能病院の承認を目指す
さらに、福井先生は医療レベルを維持・向上するために内部での工夫と努力に加え、第三者評価も重視してきました。
12年以来、国際的な医療機能評価機関であるJCI(Joint Commission International)認定を取得し続け、19年には世界最大の看護師の認証組織であるANCC(AmericanNurses Credentialing Center)のマグネット認証も日本で初めて取得しました。
〔「ロボット手術センター」を設立し先端医療にも積極的に取り組む〕2011年9月にロボット手術を開始。ロボット手術センターを設立し、泌尿器科、外科、婦人科で1000例以上の手術を手がけてきた。写真提供/聖路加国際病院そして、一連の活動の集大成として目指しているのが高度医療を提供する特定機能病院の承認です。すでに申請をすませており、承認されると総合病院で初となる快挙です。
「我々は“生きた有機体”として医学の発展や社会環境の変化に敏感に反応し、これからも患者さんに質の高い医療を提供するために成長し続けます」。
福井先生のまなざしは常に未来を見据えています。