散歩が楽しくなる。辻 典子さんの「旬の野草リース」
幼い頃、すすきや猫じゃらしなどで、遊んだ思い出はありませんか。公園の隅や空き地、畦(あぜ)道など、どこにでもある野草。ひと工夫すれば、暮らしに四季の彩りを添える可愛らしいインテリアになります。足もとの野草に目を向けると、毎日の散歩がもっと楽しくなるでしょう。
京都・大原に暮らす辻 典子さんに、野草を使ったリースの作り方や楽しみ方を教えていただきました。
宝物は自分の足もとに
辻 典子さん
私は懐かしい風景が残る自然豊かな京都・大原の里山で生まれ育ちました。春は鶯の声で目覚め、初夏は蛍を見て、カエルの合唱を子守唄に眠りました。幼い頃は、れんげ草やしろつめ草で冠を作って遊んでいましたが、やがて身近な野草をカメラに収めては調べ、リースを作るようになりました。
続きはこちら>>京都・大原の秋の香りを届ける
金えのころ草のリース
私が最初にリースに使ったのは、金えのころ草でした。「猫じゃらし」とも呼ばれるえのころ草は、よく見かけますが、同じ仲間の金えのころ草は、穂先が金色に輝きます。
続きはこちら>>たっぷりのハーブを使ったリースの作り方
秋になると、そろそろハーブも終わりです。剪定したラベンダーやレモンバーベナ、夏に収穫してドライにしておいたマウンテンミントを合わせました。
続きはこちら>>ジュエリーのような秋冬の野草のリース
木を見上げてみたり、草原を見渡してみたり……ちょっと目線を変えると、可愛らしい形の種、木の実に出合えます。柿の実が落ちた後、枝についているヘタ、原っぱの茂みに絡んだ自然薯の種など。空気がひんやりしてきたら、また新しい発見です。
続きはこちら>> 作る人/辻 典子 写真/梶山 正 協力/古道具ツキホシ
『家庭画報』2020年9月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。