365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。
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ゲストの一覧 【お悩み】風邪の初期症状に効くアロマは?
風邪のひきはじめなどに、効果的なアロマはありますか?また、どのように使えばいいのでしょうか?
【回答】ティートゥリーやユーカリなどでケアしましょう
さまざまなウイルスによって熱やくしゃみ、咳、鼻水、のどの痛みなどが引き起こされるのが風邪。
アロマセラピーは、特に初期症状に効果的に作用します。なかでも植物療法士でフィトセラピストの池田明子さんおすすめのアロマが、抗菌作用があり体に入ったウイルスを押さえ込むティートゥリーやユーカリ、炎症を鎮静化するフランキンセンス、青森ヒバなどです。
風邪の初期症状に効果的な芳香浴と足浴これらのアロマを使った、もっとも手軽な方法が「芳香浴」です。お湯を入れたマグカップに精油を入れて、蒸気を吸い込むだけ。
熱い湯に精油をたらすことで蒸気が拡散し、より広い範囲で香りを楽しむことができます。使用する容器は、マグカップでも深めの小皿でも構いませんが、飲食用とは別のものにしたほうがよいでしょう。
今回は『アロマセラピー使いこなし事典』より、池田さんがおすすめする2つのレシピを紹介しましょう。
ウイルスを撃退する芳香浴
<レシピ1>
・ユーカリ…1滴
・フランキンセンス…1滴
<レシピ2>
・ユーカリ…1滴
・オレンジ…1滴
<やり方>
1.40~50℃くらいのお湯を入れたマグカップに精油を1~3滴たらします。
2.目を閉じて蒸気をゆっくりと吸い込みます。
ウイルスを撃退する足浴
また、足浴も効果的だそう。くるぶしが浸かるくらいのお湯を入れた洗面器に精油を入れ、よくかき混ぜて10〜15分ほど両足を浸して体を温める方法です。
足を温めることで全身の血行がよくなるので、むくみや冷えを解消したいときにも最適。
こちらも、2つのレシピを紹介します。
<レシピ1>
・ティートゥリー…1滴
・青森ヒバ…1滴
<レシピ2>
・フランキンセンス…1滴
・プチグレン…1滴
・サンダルウッド…1滴
<やり方>
1.適温に調節したお湯を洗面器に入れる。
2.精油を入れてよく混ぜる。
3.椅子に座り、両足をお湯の中に入れる(時間の目安は10〜15分程度)。
また、疲れがたまっているときは風邪をひきやすいので、しっかり休養をとり、免疫力を回復させることも大切です。アロマケアと休息で、風邪などのウイルスを撃退しましょう。
池田明子/Akiko Ikeda
植物療法士・フィトセラピスト。西九州大学客員教授。日本フィトセラピー協会と日本ハンドケア協会代表理事を兼任。植生工学士。2006年、東京・自由が丘に設立した植物療法士とハンドケアセラピストの養成学校「ソフィアフィトセラピーカレッジ」校長を務める。植物の力を伝える著書も多数。夫は俳優の梅沢富美男さん、2女の母。
※アロマオイルは、お子さんの使用に関しては十分注意しましょう。妊娠中や持病のある方、通院中の方は使用を控えたほうがいい精油もありますので、医師と相談して慎重に行いましょう。 イラスト/umao 撮影/西山 航(世界文化社) 監修者/今西二郎 編集協力/山岸美夕紀