365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。
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ゲストの一覧 【お悩み】寒さで体が固まり、あちこちが痛くなります
寒くなってくると体が固まって、肩や背中など体のあちこちに痛みが出ます。体を温めてほぐす効果的な方法はありますか?
【回答】小松菜スープで体をゆるめてリラックスさせましょう
寒さで縮こまって緊張した体は、筋肉や脂肪が縮こまるだけでなく、体内のさまざまな機能も滞りやすくなるので、ゆるめてリラックスさせてあげることが必要です。
積極的に体を動かしたいところですが、やりすぎは禁物なのだそう。
料理家の鈴木 愛さんの著書『なんとなく不調をととのえるスープ』によると、冬に無理をすると、春に毒出しをすることが難しくなるため、軽い散歩やストレッチなどをゆっくり無理なく行うことが大切なのだそうです。
小松菜とにんにく、生姜で体をゆるめるそんな鈴木さんが、寒さによる緊張でこわばった体をゆるめてリラックスさせる食材として挙げるのが「キャベツ、小松菜、りんご」です。
本日は、その中から、小松菜を使ったスープを紹介しましょう。にんにくと生姜も入っているので、体も芯から温まり、固まった体をゆるめてリラックスさせてくれます。
「小松菜と長ねぎはさっと火を通してシャキシャキの状態で歯ざわりを楽しみます。香味野菜やごまで中華風にし、相性のよい干ししいたけのもどし汁で旨みを足してバランスを取ります」(鈴木さん)
小松菜の中華スープの作り方
<材料(2人分)>
・小松菜 1/4束(50g)
・長ねぎ 1/3本
・干ししいたけ 1個
・きくらげ(乾燥) 2枚
・昆布だし※ 約300ml
・生姜(すりおろし) 小さじ1/3
・にんにく(すりおろし) 小さじ1/5
・塩 小さじ1/4
・醤油 小さじ2
※干ししいたけのもどし汁と合わせて360ml用意する。
[薬味とトッピング]
・ごま油(深煎り) 少量
・白ごま(煎って軽くする) 適量
<作り方>
1.干ししいたけは水でもどして薄切りにし、もどし汁も取り置く。きくらげも水でもどして一口大に切る。小松菜は3cm長さに切る。長ねぎは3cm長さの細切りにする。
2.鍋に昆布だし、1の干ししいたけと干ししいたけのもどし汁、きくらげを入れて中火にかける。温まったら塩、醤油を加えて弱火にし、約5分煮る。
3.1の小松菜、長ねぎを加えてさっと煮て生姜、にんにくを加えて軽く混ぜる。器に盛ってごま油をたらし、白ごまをふる。
鈴木 愛/Ai Suzuki
1980年生まれ・東京都出身。2010年から安曇野に移住し、ホリスティックリトリート穂高養生園に勤務。自然に根ざした野菜の調理法を学び、季節をベースとした食と体の結びつきを深く意識する。
食によって日々を心地よく過ごしてほしいという願いを込めて「
冬草」の名で活動をはじめる。不定期で東京・表参道のサロン「omotesando atelier」にて「ととのえる食事会」を開催。要予約。
イラスト/umao 撮影/西山 航(世界文化社) 編集協力/山岸美夕紀
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