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ゲストの一覧 【お悩み】めまいやほてりなど更年期の不調を改善したい
ここ数年、めまいやほてり、全身のだるさなど、更年期の症状に悩んでいます。少しでも改善させる方法はありませんか?
【回答】アロマセラピーでホルモンバランスを整えましょう
閉経をはさむ前後約10年間は、更年期障害といわれるさまざまな体の変調があらわれます。
女性の体調に大きく影響するのが、女性ホルモンです。そのバランスがくずれることで、体調だけでなく、精神的にも不安定になることがあります。
特に、体が著しく変化する閉経に向かう時期、エストロゲンの分泌が急激に減少し、それに伴って自律神経の働きが乱れ、頭痛や腰痛、ほてり、情緒不安定などの不調を招きます。
アロマセラピーで心身両面からケアするフィトセラピスト(植物療法士)の池田明子さんによると、症状の緩和には、心身両面からケアできるアロマセラピーが最適とのこと。
そこで、ホルモンバランスを整え、更年期障害のさまざまな不調を改善する手軽なケアの方法「アロマバス(沐浴法)」を教えていただきました。
揮発した精油成分を含む水蒸気を吸い込むことで、呼吸器から、そして皮膚からも精油成分を取り入れることができます。
女性ホルモンに働きかけ、幸福感をもたらすローズオットー、心と体に蓄積したストレスを緩和するローマンカモミールのほか、心身の緊張や不安をときほぐしてリラックスさせる精油をブレンドした3つのレシピを紹介していただきました。好みに合わせてお使いください。
ホルモンバランスを整えるアロマバス<レシピ1>
・イランイラン…1滴
・ネロリ…1滴
・マンダリン…1滴
<レシピ2>
・サンダルウッド…1滴
・ローズオットー…1滴
<レシピ3>
・サイプレス…1滴
・ローマンカモミール…1滴
<やり方>
40℃程度のお湯に精油を加え、よくかき混ぜて入浴する。
池田明子/Akiko Ikeda
植物療法士・フィトセラピスト。西九州大学客員教授。日本フィトセラピー協会と日本ハンドケア協会代表理事を兼任。植生工学士。2006年、東京・自由が丘に設立した植物療法士とハンドケアセラピストの養成学校「
ソフィアフィトセラピーカレッジ」校長を務める。植物の力を伝える著書も多数。夫は俳優の梅沢富美男さん、2女の母。
※アロマオイルは、お子さんの使用に関しては十分注意しましょう。妊娠中や持病のある方、通院中の方は使用を控えたほうがいい精油もありますので、医師と相談して慎重に行いましょう。 イラスト/umao 撮影/西山 航(世界文化社) 監修者/今西二郎 編集協力/山岸美夕紀
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