365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。
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ゲストの一覧 【お悩み】減量中ですが、小腹がすいたら我慢するしかありませんか?
太ってきたためダイエットをはじめたのですが、どうしても小腹がすいてしまい、間食をしてしまいます。
【回答】ナッツや玄米シリアルをちょこっと食べてOK
アンチエイジングドクターの日比野佐和子先生の著書『40歳からの食べ方レッスン習慣力で若返る!』によると、小腹がすいたときには、ナッツを少し食べるといいそうです。
「ナッツは、天然のサプリメントともいわれるほど栄養価の高い食品ですが、GI値が18〜35前後と低く、血糖値の上昇を抑えるため、ダイエットにも効果的です。
また、食前にナッツを食べると空腹感が抑えられ、食事量をへらせることもわかっています。小腹がすいたときは甘いお菓子の代わりにナッツを活用しましょう」
1回あたり10粒ほどを食事の30分前までにでは、どのタイミングで、どれくらいの量を食べると効果的でしょうか。
「1日5食を実践している私は、血糖値の上がりにくい午前中に1回、そして夕食までに1回、間食としてナッツをとります。その際、だいたい1回あたり10粒までと決めています。
血糖値コントロールや抗酸化効果を考えれば、食事の30分〜1時間前までにとるとよいでしょう。夕食時に食べて、食べ過ぎを防ぐという方法もあります。
ナッツの中でも、最もおすすめなのは、くるみです。GI値が18とナッツの中でも低く、血中の中性脂肪や悪玉コレステロールをへらすオメガ3脂肪酸の含有量がズバ抜けています」(日比野先生)
市販の玄米シリアルなどもおすすめ「ナッツ類を購入する際には、食塩・植物油無添加の素焼きされたものを選び、カビや酸化による劣化を防ぐためにも、食べ切れる量をその都度購入しましょう。開封したら冷蔵保存するなど、保管にも留意してください。
なお、高カロリーのため、食べ過ぎると逆効果です。適量をよくかんで食べることで唾液の分泌を促して消化吸収を高め、脳の活性化にも役立ちます。
ナッツのほか、手軽に食べられる市販の玄米シリアルなどもおすすめです。小腹を上手に満たして食べ過ぎを防ぎましょう」(日比野先生)
日比野佐和子/Sawako Hibino
医学博士。アンチエイジングドクター(日本抗加齢医学会専門医)。内科医、皮膚科医、眼科医。大阪大学医学部大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学講座特任准教授。
現代医療の立場を踏まえ、欧米のアンチエイジング医学、中医学、アロマセラピーなどを取り入れた実際的な診療で定評がある「結果を出すドクター」。
イラスト/umao 編集協力/山岸美夕紀
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