44歳からの再出発!
また先日は、ボストンを拠点に活動するマリンバ奏者のミカ ストルツマンさんが、グラミー賞を2度も受賞された天才クラリネット奏者の旦那さま、リチャードさんと共に行ったライブ配信コンサートでもメイクアップとヘアセットを担当させていただきました。
ミカさんの一番の魅力は、何歳になっても夢を諦めない不屈の精神です。熊本育ちのミカさんは、以前は農家のお嫁さんで、娘さんを育てながら地元の学校で音楽教師をされていたそうです。
その娘さんが高校に入学されたのを機に、当時44歳だった彼女はスーツケース2つだけ持って、マンハッタンへ渡り、たった1人でアメリカの音楽ビジネスに飛び込んだのです。
そして、エディー・ゴメスやスティーヴ・ガッド、チック・コリアら、ジャズ・ポップス界の重鎮たちと肩を並べ演奏される一流マリンバ奏者になりました。その後、クラリネット奏者のリチャードさんとご結婚し、今も世界各国を飛び回りたくさんのファンを魅了し続けています。
メイク中も「そういえば聖子さん、今年でいくつになったの~?」と聞かれ「もうすぐ38になりますよ~」と答えると、「まだそんなに若いのー?! じゃあ、まだまだいろんなことに挑戦できるわね、私がアメリカに来たのなんて44の時だもん」なんて会話があり、コロナ禍で思いどおりに身動きが取れずモヤモヤしていた気持ちが吹っ飛びました。
38歳なんてまだまだこれから、これから。今、生活を一変させるような決断をしたって全然遅くないんだな、と勇気付けられました。
そんなミカさん、来年2月からジャパンツアーも控えているそうなので、ぜひぜひチェックしてみてくださいね!