365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。
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ゲストの一覧 【お悩み】最近、寝つきが悪く、熟睡できません
最近、ベッドに入ってもなかなか眠れず、眠れても夜中によく目が覚めたりします。良い解消法はありますか?
【回答】ベッドの上で不眠解消ヨガを行って
医学博士でありスポーツドクターの高尾美穂先生の著書『超かんたんヨガで若返りが止まらない!』によると、女性は年齢を問わず、病院に行くほどでもないけれど気になる不調を抱えがちなのだそうです。
「その理由の1つは、女性の体と心が女性ホルモンのリズムによって大きく影響を受けているから。1カ月の生理周期の間にホルモンの分泌のバランスが変わり、さらに一生のうちにも分泌量が大きく変化します」(高尾先生)
深部体温を下げ、寝つきを良くする「もう1つは、人生のステージによって生活が大きく変わり、そのたびに体と心に大きな負担やストレスを受けやすいからです。
とりわけ、結婚や妊娠・出産というライフイベントがある性成熟期、そして更年期から閉経の時期は、生活の変化と心身の変化が重なり、肉体面でも精神面でも不安定になりやすい時期。
現代では、フルタイムで働きながら妻や母としての役割を果たしている女性も多く、ちょっとした不調は日常茶飯事という人も少なくないようです」(高尾先生)
こういったことが原因で、睡眠障害に陥ることも。そこで、今回は、不眠を解消するヨガを『超かんたんヨガで若返りが止まらない!』より紹介します。
「私たちに眠気が訪れるのは、手足から熱を放出して深部体温(体の内部の温度)が下がったタイミングです。赤ちゃんや子どもの手が熱くなるのは眠たいサインといわれますが、これは大人も同じ。
このポーズは手で足指を握って温めることで、深部体温が下がりやすく、寝つきをよくする効果があります。寝る前にベッドの上で行うのがおすすめです」(高尾先生)
とても簡単なエクササイズなので、ぜひ、寝る前の習慣にしてみてくださいね。
不眠解消ヨガを実践!
高尾美穂/Miho Takao
産婦人科医・ヨガドクター。女性のための総合ヘルスクリニック、イーク表参道副院長。医学博士、産婦人科専門医、スポーツドクター。産婦人科外来に携わるほか、女性アスリートのメディカルサポートなどを行う。ヨガを長年愛好し、診療のかたわらヨガマスターとして、医師として、各種講座・講演活動で全国を飛び回る日々。
イラスト/umao 撮影/岡田ナツ子 編集協力/山岸美夕紀
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